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【ASP】蓄電池およびオール電化シミュレーションの基本的な試算ロジックと内容
【ASP】蓄電池およびオール電化シミュレーションの基本的な試算ロジックと内容

住宅用蓄電池やオール電化導入のシミュレーションの動きについての基本的な内容をご案内します。

櫻田 泰紀 avatar
対応者:櫻田 泰紀
3週間以上前に更新

■蓄電池シミュレーション

エネがえるASP(V4)での蓄電池の利用シミュレーションは次のように行っています。

<売電優先時>

月毎に、1日の使用量(放電対象)分または実効容量を 上限として、系統から蓄電を行います。
太陽光の余剰は蓄電せず、売電に回します。

<自家消費優先時>

月毎に、1日の使用量(放電対象)分または実効容量 を上限として、太陽光余剰を蓄電します。
さらに、上限までの余裕があり、系統からの蓄電が可能な設定(2サイクル かつ 系統充電時間帯あり)の場合は、系統からの蓄電を行います。

なお、太陽光余剰を最大限蓄電できるよう、系統からの蓄電量は調整されます。

<太陽光なしの場合>

月毎に、1日の使用量(放電対象)分または実効容量 を上限として、系統からの蓄電を行います。(基本的に売電優先時と同じです。)


【ヒント】蓄電池の効果をもっと上げるにはどうしたらいい?http://faq.enegaeru.com/ja/articles/4804564

■オール電化シミュレーション

エネがえるASP(V4)でのオール電化の利用シミュレーションは次のように行っています。

最初に、世帯情報(郵便番号、世帯人数、ガス使用量など)から月毎に給湯やIHなどに必要な1日の必要量を算出します。
(給湯については1日の湯量および電気使用量の総合計、IHについては時間毎の電気使用量)

IHについては時間毎の使用量に加算し、給湯については、運転モードによって沸き上げる時間帯、利用する電力を変えています。
(給湯については蓄電池やIHと違い、時間毎の使用量推計・残量のシミュレーションは行っていません。推計した湯量をどのように沸かすか、というシミュレーションになります。)


なお、推計した湯量がタンク容量を超えている場合は「追い焚き」が必要となります。

<売電優先時>

太陽光の余剰は沸き上げに使用せず、売電に回します。推計した湯量またはタンク容量を上限に、沸き上げ時間帯(系統利用)に系統からの電力を使って、沸き上げを行います。

推計した湯量がタンク容量を超えている場合は、追い焚きに指定した時間(昼に行う:12時、夜に行う:17時)から追い焚きを開始し、ピークカット時間帯以外の時間で沸き上げを行います。

<自家消費優先時>

推計した湯量またはタンク容量を上限に、太陽光の余剰を使って沸き上げを行います。

足りない場合は、沸き上げ時間帯(系統利用)に系統からの電力を使って、推計した湯量の残り分の追い焚きを行います。

<太陽光なしの場合>

基本的には、前述の売電優先時の動きと同じになります。

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