「系統から充電しない(余剰電力の充電のみ)」「常時放電(余剰充電のみで運用)」に設定しているのに、診断結果で ある1ヶ月だけ「放電量 kWh > 充電量(蓄電量)kWh」になっています。なぜですか?
結論
その月が 試算の初月 の場合、エネがえるBizの計算仕様により起こりえます。
エネがえるBizでは 試算初月の初日(試算開始日)だけ、蓄電池を 満充電(実効容量ベース) の状態から計算開始します。
なぜ「放電量>充電量」が起きるの?
ポイントは 「初期残量(ストック)」と「充電量(フロー)」が別物 という点です。
初期満充電は、月別集計の「充電量(蓄電量)kWh(=充電フロー)」には加算されません
→ 初期満充電は 初期残量(ストック) として扱われますその一方で、初期残量があるため 初月初日から放電が可能です
→ 結果として、初月の月合計では **放電量が充電量を上回って“見える”**ことがあります
つまり、
「余剰充電のみ」でも 初期残量(満充電)を放電に使えるため、1ヶ月だけ差が出ることがあります。
例
試算の開始月(初月)が8月、開始日が8/1のケース:
8/1のみ:蓄電池は満充電状態で計算開始
8月の月別診断結果で、例えば以下のように見える場合があります
充電量(蓄電量):1 kWh(余剰充電分)
放電量:10 kWh(初期残量+運用分)
「余剰充電しかしていないのに放電が多い」のではなく、
初期残量(満充電)を放電に使った分が乗っているためです。
確認ポイント(まずここをチェック)
「放電量>充電量」になっている月が 試算の初月かどうか確認してください
2か月目以降は、基本的に設定どおりの傾向(余剰充電のみ)になりやすいです
今後のバージョンアップ予定(48コマ/30分値対応)
今後のバージョンアップで 48コマ対応(30分値対応) を行う際、以下の改善を予定しています。
API:蓄電池シミュレーションの初期値(初期残量)を指定できるようにする予定です
エネがえるBiz(画面):初期値指定の機能を追加するかどうかは検討中です
※現行のエネがえるBizでは初期値(初期残量)の指定はできず、初月初日は満充電で開始する仕様です。
補足
本挙動は、エネがえるBizの計算仕様によるものです(不具合ではありません)。
