結論
マイナス表示は不具合ではありません。
既設太陽光があるご家庭に蓄電池を提案した場合、エネがえるASPでは 「蓄電池を入れたことで新たに増えた正味の効果」だけ を表示しています。
そのため、蓄電池を導入すると
電気代は下がる
その一方で、これまで売れていた余剰電力を蓄電池にためて自家消費するため、売電収入は減る
という動きが起きます。
この 「売電収入の減少分」 を差分として表示しているため、
1ヶ月シミュレーションでは 売電収入がマイナス表示 になることがあります。
📒 2026年4月1日から何が変わったのですか?
2026年4月1日以降、既設太陽光向けの蓄電池提案では、
既設太陽光そのものの自家消費効果は表示に含めず、純粋な蓄電池の効果のみを表示 する仕様に変更しました。
変更前(2026/3/31まで)
既設太陽光の自家消費効果
蓄電池による追加効果
が混ざって見えていました。
変更後(2026/4/1から)
蓄電池を導入したことで増えた効果だけ
を表示します。
対象は以下です。
1ヶ月シミュレーション結果
長期シミュレーション結果
どちらも、既設太陽光の効果は含めず、蓄電池単体の正味効果のみ を表示します。
📒 なぜこの変更をしたのですか?
理由はシンプルで、お客様に過大な効果を見せないためです。
既設太陽光がある場合、もともと太陽光だけでも一定のメリットがあります。
そこに蓄電池を追加したとき、本当に知りたいのは
「蓄電池を入れたことで、追加でどれだけ得になるのか?」
です。
もし既設太陽光の効果まで含めてしまうと、
蓄電池の価値が実態より大きく見えてしまう ことがあります。
そのため、現在の仕様では、
既設太陽光のみの場合 と
既設太陽光+蓄電池の場合 の差分
だけを表示しています。
📒 「グラフではプラスなのに、1ヶ月シミュレーションではマイナス」なのはなぜですか?
グラフで表示しているもの
グラフでは、蓄電池導入後の売電収入そのもの を表示しています。
たとえば、
蓄電池導入後の売電収入が 306円/月
なら、グラフでは プラス306円 と見えます。
1ヶ月シミュレーションで表示しているもの
一方、1ヶ月シミュレーションでは、
既設太陽光のみの場合と比べて、売電収入がどれだけ減ったか を表示しています。
たとえば、
現在(既設PVのみ): 1,556円/月
提案後(既設PV+蓄電池): 306円/月
なら差分は
306円 - 1,556円 = ▲1,250円/月
となります。
このため、1ヶ月シミュレーションでは「▲1,250円」 と表示されます。
📒 計算の考え方を簡単に教えてください
蓄電池提案の見え方は、次の2つに分けて考えるとわかりやすいです。
1. 電気代削減効果
蓄電池にためた電気を夜間などに使えるため、
電力会社から買う電気が減り、電気代は下がります。
2. 売電収入減少分
これまで昼間に売っていた余剰電力の一部を、
蓄電池にためて自宅で使うようになるため、売電収入は下がります。
つまり、蓄電池の正味効果は
電気代削減効果 - 売電収入減少分
で考える必要があります。
📒 具体例
以下は一例です。
① 電気料金
現在(既設PVのみ):298,527円/年
提案(既設PV+蓄電池自家消費モード):239,586円/年
差額は
298,527円 - 239,586円 = 58,941円/年
月平均では
58,941円 ÷ 12 = 約4,912円/月
これは、蓄電池による電気代削減効果 です。
② 売電収入
現在(既設PVのみ):18,673円/年
提案(既設PV+蓄電池自家消費モード):3,666円/年
差額は
3,666円 - 18,673円 = ▲15,007円/年
月平均では
▲15,007円 ÷ 12 = 約▲1,250円/月
これが、1ヶ月シミュレーションで表示される「売電収入の効果がマイナス」 の正体です。
📒 では、蓄電池のメリットは小さいのですか?
いいえ。そうではありません。
売電収入が減るのは、売っていた電気を、自宅で使うようになったからです。
つまり、安い売電単価で売る代わりに、高い買電単価を回避している ということです。
特にFIT終了後は、売電単価が低くなるケースが多いため、
売るより
ためて使う
ほうが経済的に有利になりやすいです。
そのため、売電収入はマイナス表示でも、
トータルでは十分メリットが出る ケースが多くあります。
📒よくある質問
Q1. 売電収入がマイナスなのは不具合ですか?
不具合ではありません。
既設太陽光のみの場合と比べた 差分表示 のためです。
Q2. グラフのプラス表示と、1ヶ月シミュレーションのマイナス表示は矛盾していませんか?
矛盾していません。
グラフ:導入後の売電収入そのもの
1ヶ月シミュレーション:導入前後の差分
を見ています。
Q3. どこで元の計算根拠を確認できますか?
診断結果画面の
「詳細入力」→「効果額」タブ
で確認できます。
※年額表示のため、月額との対応が少しわかりづらい点があります。
Q4. 月額で見ると、蓄電池の電気代削減効果はどのくらいですか?
一般的には、使い方や容量にもよりますが、
月3,000~8,000円程度、中央値で5,000円前後 が目安です。
Q5. 長期効果では何が反映されますか?
長期効果では、
売電収入減少分を加味した蓄電池の正味効果累積 を表示します。
電気代上昇率を設定している場合は、その影響も反映されます。
📒 お客様へのご説明で使いやすい一言
蓄電池を入れると売電収入は減りますが、その分、昼間の太陽光をためて夜に使えるため、電気代の削減効果が増えます。エネがえるASPでは、その差を正しく見るために、既設太陽光の効果を除いた「蓄電池の正味効果」だけを表示しています。
📒補足
診断結果画面の 「詳細入力 → 効果額」タブ では年額ベースで確認できるため、
1ヶ月シミュレーションの月額表示と見比べると、ややわかりづらい場合があります。
今後、より直感的に理解しやすい表示への改善を進めてまいります。
