少し極端ですが、例えば次のようなロードカーブの場合、
(目標ピーク値 10kWを超過している時間帯が4つにわかれています)
次のような蓄電池設定でシミュレーションを行うと、
(系統からの充電時間を 23時~ 2時で設定)
設定した時間(3H)では充電が 6kW以下しか行われず、この日の場合、前日の太陽光発電量の不足もあり、蓄電池が満充電になっておらず、目標ピーク値を超過する時間帯が発生しています。(3回目のピークまでは太陽光と蓄電池の放電で、超過分を賄えていますが、4回目の途中で残量がなくなりました。)
このような場合、ピークとピークの間の時間帯に系統から充電すれば息切れせずに済みます。
ここで、充電時間を0時~0時に設定すると、放電または太陽光充電がなければ、目標ピーク値を超えない範囲で系統から常時充電するようなシミュレーションになります。
また、このように充放電をこまめに行うと、一度に蓄電池に貯めておく必要がなくなるので、実効容量を少なくすることもできます。
蓄電池の充電時間帯は料金の安い時間帯に設定しておくのが一般的ですが、ケースによってはこのような設定が有効な場合があるかもしれません。
なお、充電時間を0時~0時に設定した場合は、”翌日の余剰太陽光蓄電を前提に系統充電を減らす”オプションは指定できません。(充電できるときに充電してピークに備えておく、という動きになるので)