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市場連動型料金プラン対応APIに関するFAQ

エネがえるAPI(新仕様)における「市場連動型料金プラン」への対応について、仕様書に基づき開発者向けの詳細なFAQを作成しました。

樋口 悟 avatar
対応者:樋口 悟
一週間前以上前にアップデートされました

📒 エネがえる 市場連動型料金プラン対応API 詳細仕様FAQ

市場連動型プラン(JEPX連動型)の実装・計算において、開発者が把握しておくべき仕様のまとめです。

1. 定義と識別

Q. 市場連動型プランはどのように識別しますか?

A. epplanType2 のプランが該当します。 電気料金プラン情報(epplans)を取得した際、レスポンス内の epplanType パラメータの値を確認してください。

  • 1: 従量制(一般的なプラン)

  • 2: 市場連動型

  • 3: 従量可変型

Q. 市場連動型プランのAPIレスポンスに違いはありますか?

A. はい、一部の計算結果が含まれません。 料金プラン詳細取得API(GET /sys/epplans/...)などにおいて、市場連動型(epplanType=2)は計算方法が特殊であるため、通常の従量電灯プランで返される一部のレスポンスが含まれない仕様となっています。


2. 料金計算ロジックと費用構成

Q. 市場連動プランの従量料金はどのように計算されますか?

A. 市場価格(エリアプライス)と事業者手数料の合算で計算されます。 API内部では、以下の要素を足し合わせたものを従量単価として計算します。 $$ \text{従量単価} = \text{JEPXエリアプライス(30分値)} + \text{事業者手数料(Commission)} $$ これに30分ごとの使用量を掛け合わせて算出されます。

Q. 「事業者手数料(Commission)」はどこで設定されていますか?

A. 電気事業者マスタ(epcorps)に定義されています。 電気事業者取得API(GET /sys/epcorps 等)のレスポンスにある commission パラメータ(整数値)が、その事業者の市場連動プランにおける上乗せ手数料となります。

Q. 燃料調整費は適用されますか?

A. いいえ、適用されません。 APIの仕様上、市場連動プラン(epplanType=2)を指定した場合、燃料調整費(燃調費)は計算に適用されません(noFuels=1を指定したのと同等の挙動となります)。

Q. 再生可能エネルギー発電促進賦課金は計算されますか?

A. はい、計算されます。 デフォルトではAPI実行時の最新(前月)の単価データが適用されます。任意の単価で計算したい場合は、料金計算API(/sys/epchargecalc)のリクエストパラメータ renewable に数値を指定することで上書き可能です,。


3. 参照データ(市場価格)の仕様

Q. 参照される市場価格データはいつのものですか?

A. API実行時の「前月までの最新12ヶ月分」のデータが使用されます。 API利用者が市場価格データをアップロードする必要はありません。システム内部に保持されているJEPXエリアプライスデータの中から、シミュレーション対象月と同じ月のデータが自動的に参照されます。

  • 例:シミュレーション対象が「1月」の場合、過去12ヶ月の実績データ内の「1月」のデータが適用されます。

Q. うるう年(2月29日)のデータはどうなりますか?

A. 2月28日のデータで代用されます。 過去12ヶ月のデータ内に2月29日が存在しない場合、前日である2月28日の市場価格データを用いて計算されます。

Q. どのエリアの価格が参照されますか?

A. 電気事業者の管轄エリアに基づきます。 電気事業者情報(epcorps)の area_cd(エリアコード)に基づき、該当する地域のJEPXエリアプライスが参照されます。


4. APIリクエスト・実装要件

Q. 市場連動プラン計算時の必須要件は?

A. day_purchase は必ず「長さ48の配列」である必要があります。 通常のプランでは1時間値(長さ24)の配列でも計算可能ですが、市場連動プランは30分単位で単価が変動するため、入力する買電量データ(purchase > day_purchase)は、0:00~24:00を30分刻みにした 48個の要素を持つ配列 でなければなりません。

  • NG: [1.0, 1.2, ...] (長さ24 / 1時間値)

  • OK: [0.5, 0.5, 0.6, 0.6, ...] (長さ48 / 30分値)

Q. hourlyPowers パラメータは使えますか?

A. 市場連動プランでは推奨されません(非対応の可能性が高い)。 hourlyPowers は旧仕様対応のための項目であり、内部的に day_purchase に置き換えられますが、市場連動プランでは「長さ48」が必須要件であるため、明示的に day_purchase に48個のデータをセットしてください。

Q. 独自の市場連動プランを作成・登録できますか?

A. はいエネがえるAPI契約ユーザーの依頼に応じてプラン登録いたします。

登録リードタイムはプラン情報受領後、約1ヶ月前後となります。単価構造のわかる約款や各種資料をご送付ください。


5. エラーとトラブルシューティング

Q. 計算APIでエラーが発生します。原因は?

A. データ配列の長さ(Length)を確認してください。 市場連動プラン(epplanType=2)を選択している状態で、day_purchase に長さ24の配列を送信しているケースが最も考えられます。仕様書に「長さ48の配列である必要があります」と明記されています。

Q. APIキーエラー(403)が出ます。

A. 認証情報ヘッダーを確認してください。 Authorization ヘッダー(トークン)および x-api-key ヘッダーが正しくセットされているか確認してください。

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