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ロードカーブパターンの設定について (Biz)

ロードカーブパターンの設定時に用いる総使用量比率(相対値)について解説します。

櫻田 泰紀 avatar
対応者:櫻田 泰紀
2か月以上前に更新

ロードカーブパターンの設定について (Biz)

ロードカーブパターンの設定時に用いる総使用量比率(相対値)について解説します。
エネがえるBizのシミュレーションステップの中で「ロードカーブパターンの設定」が含まれています。

📊 ロードカーブパターンの設定方法

総使用量(日)比率(相対値)について、以下の例で解説します。

  • 例えば、「ある施設の稼働日のロードカーブ」が以下の左図のような形であった場合、21時〜翌6時は非稼働の時間帯で、待機電力(この例では7.67kWh)のみが消費されている状態です。

  • 非稼働日は24時間この状態が続くと考えると、稼働日と非稼働日のロードカーブは右図のようになります。


🛠️ シミュレーション時のロードカーブ設定

ロードカーブパターンの設定で総使用量比率の調整を行わずにこれら2つのパターンを登録すると、以下の右図のような形になります。

🔢 総使用量(日)比率(相対値)の考え方

  • ロードカーブは1日の総使用量を100(%)とした場合の各時間帯の割合(%)で定義されています。

  • 複数のパターンを同時に扱うためには、各パターンの1日の総使用量の比率を正しく指定する必要があります。

  • それぞれの非稼働時間帯のポイントにカーソルを合わせると、割合(構成比)が表示されます。(この例では稼働日: 0.77%、非稼働日: 4.17%)

📏 比率の調整

  • 稼働日の総使用量に対して、非稼働日の総使用量の比率を調整することで(この例では0.77 / 4.17 = 0.18)、2つのロードカーブの非稼働時間帯の高さが同じになります。

  • この値は相対値であり、比率が変わらない限り、別の値を指定しても結果は同じです。(例: 1:0.18 や 100:18, 4.17:0.77 など)

🏙️ パターンの追加

  • 時間帯毎の構成比はそのままで、総使用量だけ20%増とする場合(例: 繁忙日など)は、これを1.2とすることで、同じテンプレートを使用して設定できます。

  • 注意点: この場合、非稼働時間帯の使用量も20%増となりますので、許容できる範囲かご確認ください。

🔄 まとめ

以上、ロードカーブパターンの設定時に用いる総使用量比率(相対値)についての解説でした。


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