1. 基本計算式
市場連動型プランの従量料金部分は、以下の式で30分(1コマ)ごとに算出され、それを月間または年間で合算します。
従量料金 = Σ(t=1..48) [ (JEPXエリアプライス_t + 手数料) × 使用量_t ]
$t$: 1日を30分ごとに区切ったコマ(1~48)。
JEPXエリアプライス: API内部で保持している当該時刻の市場価格(円/kWh)。
手数料 (
commission): 電気事業者ごとに設定された固定の上乗せ単価(円/kWh)。使用量 (
day_purchase): ユーザーが入力した30分ごとの買電量(kWh)。
2. 各要素の決定ロジック詳細
A. 参照される市場価格データ (JEPXエリアプライス)
API利用者が市場価格データを指定する必要はありません。API内部で以下のルールに従い自動適用されます。
データソース: システム内に保持された、API実行時の前月までの最新12ヶ月分のエリアプライス実績データを使用します。
月のマッピング: シミュレーション対象月と同じ月の過去データが適用されます。
例:シミュレーション上の「1月」の計算には、保持している過去データのうち「1月」の実績値が使われます。
うるう年の対応: 過去データに2月29日が存在しない場合、2月28日のデータを使用して計算されます。
エリア: 電気事業者(
epcorps)に紐付くエリアコード(area_cd)に基づき、該当地域の価格が参照されます。
B. 手数料 (Commission)
市場価格に加算されるコストです。
電気事業者取得API(
GET /sys/epcorps)で取得できるcommissionの値(整数)が適用されます。これは固定値であり、市場価格のように時間変動はしません。
C. 使用量データ (Purchase)
APIリクエストの
purchase>day_purchaseに指定された値を使用します。市場連動型プランの場合、この配列は必ず 長さ48(30分値) である必要があります。長さ24(1時間値)では計算できません。
3. その他の料金項目の扱い
市場連動型プランにおける、従量料金以外の項目の計算ロジックは以下の通りです。
項目 | 計算ロジック・仕様 |
燃料調整費 | 適用されません(0円)。API仕様上、市場連動プラン( |
再エネ賦課金 | 適用されます。デフォルトではAPI実行時の最新(前月)単価が全期間に適用されます。リクエストパラメータ |
基本料金 | プラン定義( |
4. 計算フローのまとめ
APIリクエストで「市場連動型プランID」と「30分値の使用量データ」を受け取る。
対象の電気事業者マスタから「エリア」と「手数料」を取得。
API内部のDBから、対象エリア・対象月の「市場価格(30分値)」を取得。
30分ごとに
(市場価格 + 手数料) * 使用量を計算し、積上げ。基本料金と再エネ賦課金を加算し、合計金額(
yearCharge/monthlyCharges)を出力。
