発電量推計・シミュレーションの際に、「太陽光パネルの減衰率・経年劣化率」の設定と発電量推計結果への反映のご要望をいただくケースがあります。
現時点のエネがえるASPおよびBizでは、太陽光パネルの減衰率・経年劣化、蓄電システムの経年劣化のパラメーターは扱っていません。現状の対応は以下の通りです。
●現状の対応
・Excelで診断結果を出力する。その結果に貴社独自の減衰率を考慮した計算をしていただく。
●太陽光発電システムと蓄電システムの経年劣化率の相場
以下はあくまでも「目安、一般的な相場」としてご参照ください。
住宅用太陽光発電システムの経年劣化率の相場
- 住宅用太陽光発電システムの経年劣化率は、パネルの種類や設置条件によって異なりますが、一般的には **年間0.25~0.5%程度** とされています。
- 例えば、10kWの太陽光発電システムを設置した場合、年間0.5%の劣化率であれば、1年後には9.95kW、10年後には9.55kW、20年後には9.12kWとなります。
住宅用蓄電システムの経年劣化率の相場
- 住宅用蓄電システムの経年劣化率は、蓄電池の種類や使用状況によって異なりますが、一般的には **年間5~10%程度** とされています。
- 例えば、10kWhの蓄電システムを設置した場合、年間10%の劣化率であれば、1年後には9kWh、10年後には3.49kWh、20年後には1.22kWhとなります。
産業用自家消費型太陽光発電システムの経年劣化率の相場
- 産業用自家消費型太陽光発電システムの経年劣化率は、住宅用と同様にパネルの種類や設置条件によって異なりますが、一般的には **年間0.25~0.5%程度** とされています。
- 例えば、100kWの太陽光発電システムを設置した場合、年間0.5%の劣化率であれば、1年後には99.5kW、10年後には95.5kW、20年後には91.2kWとなります。
産業用蓄電システムの経年劣化率の相場
- 産業用蓄電システムの経年劣化率は、住宅用と同様に蓄電池の種類や使用状況によって異なりますが、一般的には **年間5~10%程度** とされています。
- 例えば、100kWhの蓄電システムを設置した場合、年間10%の劣化率であれば、1年後には90kWh、10年後には34.9kWh、20年後には12.2kWhとなります。