マンションの屋上に**平置き(架台で角度をつけず、屋根にそのまま設置)**で太陽光パネルを設置する場合、「傾斜角はほぼ0度(水平)」になります。
太陽光パネルの入力欄にて、設置形態を「屋根置き」、傾斜角を「0~3度」前後に設定いただき試算できます。(エネがえるASPの場合は詳細入力 太陽光の箇所で傾斜角の数値設定)
✅ 平置き設置時の傾斜角(度数)
傾斜角:0〜5度程度(多くは0度に近い)
完全な平置きは0度。(※エネがえるASPの初期設定画面では最小が0.5寸=約1.43度となっています。より低い数値にする場合は詳細入力画面で度を変更ください。)
雨水排水や多少の自己清掃性確保のために、2〜3度程度の微傾斜をつける場合もあります。
✅ 寸勾配(すんこうばい)とは?
日本の建築用語で使われる「○寸勾配」は、水平距離1尺(約303mm)に対して何寸(約30.3mm)上がるかで表される勾配の比率です。
寸勾配 | 傾斜角(度) |
0寸 | 0度 |
0.5寸 | 約1.43度 |
1寸 | 約2.86度 |
1.5寸 | 約4.29度 |
2寸 | 約5.71度 |
3寸 | 約8.53度 |
※ 角度の換算はおおよその目安です。
※ 実際には「tan⁻¹(rise/run)」で計算。
✅ マンション屋上の実例(東京都内など)
【ほとんどが平置き】 → 傾斜角 0〜3度
【軽微な架台使用】 → 傾斜角 5〜10度未満(≒2寸以下)
特に都市部のマンションでは、風荷重や高さ制限、避難通路確保の制約があるため、傾斜角を大きく取らず、**平置き(=0〜1.5寸勾配)**が主流です。
✅ 傾斜角が小さいと発電量に影響ある?
はい、若干あります。
東京の場合、最適傾斜角は約30度(≒10寸勾配)です。
これに比べて、0度設置だと年間発電量が10〜15%程度下がることがあります。
ただし、平置きにすることで、
設置コストが安い
風圧荷重が小さい
保守・点検が容易
などのメリットもあります。
📌まとめ
設置方法 | 寸勾配(目安) | 傾斜角(度) |
完全平置き | 0寸 | 0度 |
微傾斜 | 1寸〜2寸 | 約2.86〜5.71度 |
標準架台 | 4寸〜5寸以上 | 約11〜14度 |