【ASP】蓄電池およびオール電化シミュレーションの基本的な試算ロジックと内容
1. 蓄電池シミュレーションの基本
エネがえるASP(V4)では、蓄電池の使用状況を次のようにシミュレートします:
⚡ 売電優先時
動き: 余剰の太陽光は売電に回し、蓄電池には充電しません。
ポイント: 1日の使用量(放電対象)または実効容量を上限に、系統から蓄電します。
🔋 自家消費優先時
動き: 余剰の太陽光を蓄電池に充電し、1日の使用量や実効容量を上限として自家消費に使います。
ポイント: 容量に余裕があれば、系統からの追加充電も行います。
🌞 太陽光なしの場合
💡 もっと効果的に蓄電池を活用する方法
2. オール電化シミュレーションの基本
エネがえるASP(V4)では、オール電化の利用シミュレーションを次のように行います:
🧮 使用電力の計算
動き: 世帯情報(郵便番号、人数、ガス使用量など)を基に、給湯やIH調理の1日の必要電力量を算出します。
ポイント: 給湯については、1日の湯量と電気使用量の合計を計算し、IH調理は時間ごとの電力使用量を基にシミュレートします。
💧 給湯
動き: 給湯においては、沸かす時間帯によって利用する電力を調整します。
ポイント: 湯量がタンク容量を超える場合は、追い焚きが必要です。
昼間沸き上げ(昼間沸かし・おひさまエコキュート):余剰電力がある場合は、特に設定しなくても太陽光余剰電力による沸き上げをするよう計算します。
🔌 シミュレーションの動き
⚡ 売電優先時
動き: 太陽光の余剰は売電に回し、給湯には使用しません。
ポイント: 推計した湯量に基づき、必要な分を系統からの電力で沸かします。追い焚きが必要な場合は、指定した時間帯(昼または夜)に実施します。
🔋 自家消費優先時(現状の電力単価だと基本的には自家消費優先での計算となります)
動き: 余剰の太陽光を使って給湯を行い、足りない分は系統から補います。
🌞 太陽光なしの場合
動き: 基本的には売電優先時と同じ動きになります。