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【ASP】 【EV・V2H】 住宅用蓄電池の充放電時間帯の設定について

住宅用蓄電池の充放電の時間帯の設定と計算ロジックは以下をご参照ください、

樋口 悟 avatar
対応者:樋口 悟
一週間前以上前にアップデートされました

■蓄電池の充電・放電の時間帯の設定について


●設定の流れ


・設定する画面:
「詳細診断」→「蓄電池」のタブ→「詳しい情報を入力する」(グレーのバー)を開く
で設定画面が開きます。

・<売電優先時>と<自家消費優先時>の2つの運転モード別に充電時間と放電時間を
設定可能です。

・エネがえるでの試算では効果額が最大になるように自動的に運転モードを選択してシミュレーション結果を表示しています。

最新のFIT単価では、ほとんどのケースでFIT期間内もFIT終了後も<自家消費優先時>で蓄電池を動かす方が効果額は最大になります。そのため多くの場合では<自家消費優先時>の設定を変更いただければ最適な充放電時間帯での試算が可能です。



●充電、放電の時間帯の設定と計算ロジックについて


以下を参考にして提案したい内容にあわせて設定してください。



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< 売電優先時 >の設定
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□系統からの充電:

・【時間帯を設定する】:(入力例)23:00~3:00・・・設定時間内で系統(深夜 or 昼間の安い電力単価)から蓄電池を充電する

・【0時-0時で設定する】:(入力例)0:00~0:00・・・系統から蓄電池への充電をしない

・【0時以外の同じ時間帯で設定する】:(入力例)22:00~22:00・・・系統から蓄電池への充電をしない

→【オススメ設定】は、時間帯を設定する。電力会社・料金プラン毎の安い単価の時間帯に充電時間を設定いただくのがオススメ。

□放電時間:

・【時間帯を設定する】:(入力例)23:00~3:00・・・設定時間の範囲で蓄電池から放電する

・【0時-0時で設定する】:(入力例)0:00~0:00・・・蓄電池へ充電している時間以外は全ての時間で蓄電池から放電する

・【0時以外の同じ時間帯で設定する】:(入力例)22:00~22:00・・・蓄電池から放電をしない

→売電優先時の場合は、基本的には【時間帯を設定する】または【0時-0時で設定する】のいずれかで蓄電池からの放電時間を設定していただくのがオススメ。



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< 自家消費優先時 > の設定
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ほとんどのケースではFIT期間・終了後ともに自家消費優先モードでの試算になると思います。その場合こちらで設定ください★

□系統からの充電:

・【時間帯を設定する】:(入力例)23:00~3:00・・・設定時間の範囲で系統から蓄電池を充電する(2サイクル充電ONの場合のみ。2サイクル充電OFFになっている場合は系統から充電はされません。)

・【0時-0時で設定する】:(入力例)0:00~0:00・・・系統から蓄電池へ充電をしない(※太陽光余剰電力から蓄電池への充電のみとなる)

・【0時以外の同じ時間帯で設定する】:(入力例)22:00~22:00・・・系統から蓄電池へ充電をしない(※太陽光余剰電力から蓄電池への充電のみとなる)

→自家優先時の場合は、基本的には自家消費率が最大になるように【0時-0時で設定する】で設定するのがオススメです。
※2サイクル充電ONの場合は、23:00~3:00など系統から充電する時間帯を設定してください(ただしあまり効果がでないケースが多いです。)

□放電時間:


・【時間帯を設定する】:(入力例)23:00~3:00・・・設定時間の範囲内で蓄電池から放電

・【0時-0時で設定する】:(入力例)0:00~0:00・・・蓄電池へ充電する時間以外は全ての時間で蓄電池から放電する

・【0時以外の同じ時間帯で設定する】:(入力例)22:00~22:00・・・蓄電池から放電しない

→自家優先時の場合は、基本的には放電する時間帯と自家消費率が最大になるように【0時-0時で設定する】で設定するのがオススメです。

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どう設定したらいいかよくわからないが、効果を最大にしたいんだけど?という方へ
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よくわからない場合はまず以下の設定で試算してみてください。その後、時間帯を変えて試算しなおして効果が上がるかチェックしてみてください。

1.自家消費優先時の設定

充電時間は「0時」~「0時」。放電時間も「0時」~「0時」に設定して試算してください。余剰電力の充電のみ。充電しているとき以外は全ての時間で放電という設定になり、効果が最大化しやすいです。

2.余剰売電優先時の設定

充電時間は契約する(または切り替え提案する)電力会社・料金プランの「最も安価な時間帯」にあわせて設定してください。(安い単価を系統充電する)。 放電時間は個別に調整してください。


<2サイクル充電>


・2サイクル運転が可能な製品は初期値でON。未対応の製品は初期値でOFFとなっています。必要に応じてON/OFFを切り替えてください。

□ON:1日2回(昼間余剰電力の充電 / 夜間系統電力の充電をする)
□OFF:1日1回(昼間余剰電力の充電のみ)

※ただし、蓄電池仕様や余剰電力・買電量等により2サイクルをONにしても効果が上がらないケースもある。※24時間系統から蓄電池へ充電する設定には対応していません。

<2サイクル充電の効果について>

2サイクルの効果がエネがえるのグラフで表現されていない気がするがなぜか?といったお問い合わせをよくいただきます。

当社も2サイクル対応の蓄電池メーカーと直接シミュレーションを何度も検証した経験がありますが、お客様の電気の使い方と相当マッチしていないと、うまく2サイクルの効果が反映されないケースは多いです。

→朝方すでに太陽光発電が始まり2サイクルの効果が消されるケースなど。朝に相当電気使用量(kWh)の多い世帯など電気の使い方によっては2サイクルの効果がわかりやすく出るケースもあると思います。


※当社の現時点での見解としては、営業・提案トークとしては2サイクル訴求はできるが、実際の経済効果は「お客様の時間帯別の電気消費量や、2サイクルに最適な電気料金プラン
※現状最適なプランはないと想定しています」などがマッチしないと効果が出づらいと判断しています。

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