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太陽光パネル枚数⇔容量(kW)早見表と設計TIPS

家庭用太陽光パネルの営業・提案や設計の目安としてご参照ください。

樋口 悟 avatar
対応者:樋口 悟
2か月以上前に更新

【完全版FAQ】最新太陽光モジュール(2025)

パネル枚数・kW・屋根・配置・影・PCS・将来拡張まで

― これ1本で設計判断が一発で決まる“現場即戦力” ―


0. まず最初に見る「最速回答」ゾーン(10秒で結論)

✅ 最頻出の即答

  • 4kW帯(=3.9〜4.2kW目安)
    450W×9枚(4.05kW) が鉄板(8〜9枚が目安)

  • 5kW帯(=4.8〜5.2kW目安)
    450W×11枚(4.95kW) が鉄板(10〜11枚が目安)

✅ 屋根面積からの即答

  • 有効屋根25㎡ → 約4.5kW級(450W×10枚)

  • 有効屋根30㎡ → 約5.4kW級(450W×12枚)

  • 寄棟は同条件で1〜2枚減りやすい


1. このFAQが前提にする「最新モジュール」の定義(ブレ防止)

1-1. 出力帯の実務定義(2025)

  • 430W級:標準(コスパ)

  • 450W級:主流(最頻出)

  • 500W級:制約屋根・高密度(ただし大型化しがち)

  • 400W以下:旧世代(新規では減少傾向)

参考(基礎):NREL PV efficiency
https://www.nrel.gov/pv/module-efficiency.html
参考(高効率帯):Clean Energy Reviews
https://www.cleanenergyreviews.info/blog/most-efficient-solar-panels

1-2. 設計用の標準寸法(当たり付け用)

  • 450W級:約 1.75m × 1.10m(≈1.9㎡)

  • 500W級:約 2.10m × 1.10m(≈2.3㎡)

※メーカー差はあるが、初期設計の判断には十分


2. 【早見表】kW ⇄ 枚数(厳密値)

2-1. 450W級(主流・最頻出)

枚数

容量(kW)

7

3.15

8

3.60

9

4.05

10

4.50

11

4.95

12

5.40

13

5.85

14

6.30

2-2. 430W級

枚数

容量(kW)

8

3.44

9

3.87

10

4.30

11

4.73

12

5.16

14

6.02

2-3. 500W級

枚数

容量(kW)

6

3.0

7

3.5

8

4.0

9

4.5

10

5.0

12

6.0


3. 「4kW」「5kW」の“設計としての正しい意味”(超重要)

呼び方

実務で許容する容量帯

なぜレンジで見る?

4kW

3.9〜4.2kW

屋根割付でピッタリは難しい

5kW

4.8〜5.2kW

施工性・機器規格に合わせる

👉 kWぴったりに合わせるより
「割付がキレイ/影回避できる」方が価値が高いことが多い。


4. 【早見表】屋根面積 → 枚数 → kW(450W級)

4-1. 実効係数(迷わない固定値)

  • 端部余白・施工余白・障害物等をまとめて
    実効係数 = 0.80(初期設計の標準)

4-2. 逆算式

  • 最大枚数 ≒ 屋根面積 × 0.80 ÷ 1.9㎡

  • kW ≒ 最大枚数 × 0.45kW

4-3. 早見表

有効屋根面積

枚数目安

容量(kW)目安

18㎡

7〜8

3.15〜3.60

20㎡

8

3.60

22㎡

9

4.05

25㎡

10

4.50

28㎡

11

4.95

30㎡

12

5.40

35㎡

14

6.30


5. 屋根形状で「載る率」が変わる(割付効率)

屋根形状

割付効率の目安

実務の感覚

片流れ

1.00

最も載る

切妻(南面)

0.85

安定

寄棟

0.70〜0.80

三角欠損で減る

複雑屋根

0.60〜0.75

さらに減る

5-1. 屋根形状別「鉄板テンプレ」

  • 切妻 4kW帯:9枚(4.05)

  • 切妻 5kW帯:11枚(4.95)

  • 寄棟 4kW帯:8〜9枚(3.6〜4.05)

  • 寄棟 5kW帯:10〜11枚(4.5〜4.95)


6. 影(シャドウ)ありの設計判断(クレーム防止の核心)

6-1. 最小ルール(迷わない)

  • 冬至の9〜15時に影が入る面は主面にしない

  • 影が「列単位」で入る → その列は捨てるのが最適なことが多い

参考:NREL(PV performance基礎)
https://www.nrel.gov/pv/performance.html

6-2. “やりがちな失敗”

  • ❌ 影があるのに枚数だけ増やす
    見かけのkWは増えても実発電は増えない(説明トラブルの種)


7. PCS(パワコン)容量の決め方(最終ルール)

7-1. DC/AC比(住宅の正解)

  • 1.10〜1.25 が最適レンジ

7-2. PV容量→PCS早見(450W級)

PV(kW)

推奨PCS(kW)

コメント

4.05(9枚)

4.0

王道

4.50(10枚)

4.0

オーバーパネル許容

4.95(11枚)

4.9

5kW帯の鉄板

5.40(12枚)

4.9 or 5.5

影・売電設計で選ぶ


8. 将来拡張(蓄電池・EV・V2H)を見越した“後悔しないkW”

条件

推奨PV(kW帯)

理由

蓄電池なし

4.0〜4.5

自家消費の上限が出やすい

蓄電池あり

4.8〜5.5

昼余剰を吸える

EVあり

5.5〜6.3

充電需要が増える

EV+V2H

6.0以上

夜間需要も吸収


9. 「想定より載らない」原因の完全リスト(事前説明で事故ゼロへ)

  • 雪止め金具

  • 天窓/トップライト

  • 太陽熱温水器跡

  • 寄棟の三角欠損

  • 北面除外

  • 影回避

  • 施工余白(端部)

👉 ±1〜2枚は正常
👉 これを事前に言っておくと、後の揉め事が激減


10. エネがえる利用者向け:現場で使う“運用の型”

10-1. 案件初動の最短フロー(標準作業)

  1. まず屋根形状(片流れ/切妻/寄棟/複雑)を決める

  2. 有効屋根面積(ざっくりでOK)を出す

  3. Q4の表で 枚数→kW帯を当てる

  4. 影があるならQ6のルールで主面を決め直す

  5. PV容量が決まったらQ7でPCSを当てる

  6. EV・蓄電池が絡むならQ8でkW帯を補正

  7. 最後に「±1〜2枚は正常」を顧客へ事前共有

10-2. 現場で“説明が強くなる”言い方

  • 「4kWぴったり」ではなく
    **「4kW帯(3.9〜4.2)」**と言う

  • 「載る最大」ではなく
    **「使い方に合う最適」**と言う

  • 「枚数」ではなく
    **「年間削減額・回収年数」**で会話する
    (=エネがえるの勝ち筋)


11. 営業トーク(暗記用・1分版)

  • 4kW帯:450W×9枚(4.05)

  • 5kW帯:450W×11枚(4.95)

  • 屋根25㎡→4.5kW級、30㎡→5.4kW級

  • 寄棟は1〜2枚減りやすい

  • 影は冬至9〜15時が基準

  • PCSはDC/AC 1.1〜1.25が最適


12. Intercom/UI用:そのまま貼れるテンプレ

12-1. FAQ冒頭(定義)

本FAQの「最新モジュール」は住宅用で主流の430〜500W級を指します。枚数・容量は設計目安で、屋根形状や影、雪止め等により±1〜2枚変動します。

12-2. ツールチップ(枚数)

最新パネル(430〜500W級)では、4kWは8〜9枚、5kWは10〜11枚が目安です。屋根形状・影・雪止め等で前後します。

12-3. 注意書き(設計誤差)

表示は初期設計目安です。実設計は割付・影条件により枚数が変動します。


13. このFAQを配布する価値(現場メリット)

  • 説明のブレが消える(営業⇄設計⇄BPOの共通言語)

  • 「載らない」クレームが激減

  • PCS選定のミスが減る

  • EV・蓄電池の将来を見越した提案ができる


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