エネがえるASP/エネがえるBiz/エネがえるEV・V2H共通:
両面太陽光パネルの発電量シミュレーションについて
・両面パネルの発電量推計ロジックはJISも対応しておらず、メーカー側も公開してないのが実情です。
・ただし、エネがえるでは全プロダクトで発電量の推計の際に以下の運用上の工夫で両面パネル等の発電量UPの効果を表現することはできます。
1.年間予測発電量(kWh)を直接指定する
・メーカーによって通常の太陽光パネルと比較して、両面パネルの場合約107%~125%と謳っているケースが多いと思います。
・通常のパネルで試算したときの年間発電量が5000kWh/年だったとすると、直接年間予測発電量kWhの入力項目に「5,350kWh/年(107%UPの場合)」、「6,250kWh/年(125%UPの場合)」といった入力をしていただくことで両面パネルの発電量UPを表現することができます。
・この場合、入力された年間発電量kWhをもとにエネがえる側では時間帯別の発電量を補正しますので、両面パネル+蓄電池のシミュレーションなども容易に表現することができます。
(住宅用の場合、月別・時間帯別で推計。産業用の場合、365日・時間帯別で推計します)
・上記で入力いただく、年間予測発電量kWhは、メーカーから直接ヒアリングあるいはメーカーに発電量だけシミュレーションしてもらって、その数値を入力いただくことでも表現できます。
・上記方法で両面太陽光パネルの発電量は年間予測発電量kWhを直接入力すれば実態に近い数値でシミュレーションができる。さらにそこに蓄電池を併設した場合や、電気料金プランを絡めた試算はエネがえる側でシミュレーションする。
これによって、両面太陽光パネルの提案も簡単に実施できます。
2.基本設計係数初期値0.85を調整することで両面太陽光パネルの発電量UPを表現する
・上記同様のことが、エネがえるの太陽光パネル入力欄の「基本設計係数 初期値0.85」を調整することで発電量UPを表現できます。
・ただし、上記1の方法のほうが簡便で直感的に操作できると思いますので、基本設計係数は知識がある場合にご活用ください。
上記いずれの場合も、両面パネルの発電量推計ロジック(世の中に公開されていない)を活用するわけではありませんが、両面パネルを提供するメーカーと調整しながら、上記運用上の工夫で提案自体はシンプルに実施いただけますので、ご活用ください。