系統充電なしの場合、次の2つの方法があります。
1)充電時間に 0以外の同じ値を設定
2)"充電設定なし(太陽光の蓄電を優先)" オプションを選択
違いは太陽光を何に使うかの優先順位です。
1は自家消費>蓄電、2はピークカット>蓄電>自家消費 という優先順位になっています。
以下は 次の2つのケースについてそれぞれでシミュレーションした例です。
A-1 のパターンでは蓄電池の残量が太陽光自家消費の余剰分だけになりピークカットに使う放電可能な量が減るため、目標ピーク値を68kWまでしか下げられません。A-2 では自家消費せず蓄電しているため、目標ピーク値を60kWまで下げています。結果、電気料金削減率が上がっています。
B のパターンはピークカットではなく自家消費率を上げて電気料金を削減するパターンです。
B-1では太陽光を直接自家消費しているのに対して、B-2は蓄電池を経由して利用する形になります。そのためロスが発生して自家消費率、電気料金削減率ともに下がっています。
さまざまなケースが考えられるため一概には言えませんが、このようにピークカットを目的とする場合は2を、それ以外はロスの発生しない1を選択する形になるかと思います。