現在(2022/07/11以降) は、蓄電池の仕様から目標ピーク値を計算するように変更されています。ただ、目標ピーク値から超過買電量を計算する部分については同じです。
現在の方法についてはこちらをご参照ください。
まず、”蓄電池選定のための参考値” を出すにあたっての設定についてご説明します。
目標ピーク値(デマンド)を設定することで、それを超過する買電量を計算します。(2022/07/04に変更。それまでは「開始時」「終了時」「目標ピーク値」の3つでした。)
上記の設定は、「蓄電池充電時間帯以外のデマンドを80kWでピークカット(シフト)するための参考値を算出する」という意味になります。
目標ピーク値の初期値は、次のように導入前(現在)の買電量ピーク値(最小)の端数を切り捨てた値がセットされます。必要に応じて設定を変更し、再計算を行ってください。
太陽光自家消費シミュレーションを実行後、この設定に基づいて次のような表示が行われます。
買電量のピークを目標ピーク値で抑えるためには超過している部分を蓄電池の放電でまかなう必要があります。
上の例の 2月5日は太陽光発電量が少なく、買電量が多くなっています。この超過買電量の合計が蓄電池に必要な実効容量の目安になります。また、時間単位の超過買電量の最大が必要な定格出力の目安となります。(実際のピーク値は30分単位で計測され、シミュレーションは時間単位で行っているため完全ではありません。)
太陽光発電の変動リスクを考慮し、太陽光の自家消費分を含めた電気使用量としての超過分も計算しています。
上の例の2月4日は太陽光の自家消費が多いので、買電量だけで見た場合は超過量が少ないですが、太陽光発電がゼロとなるリスクを考えた場合、自家消費分を含めた使用量の超過分を蓄電池をまかなう必要がありますので、その場合の必要量を計算しています。
なお、次の "蓄電池シミュレーション" に移る際は、買電量の超過量にあわせて初期値が設定されます。(太陽光発電前提のシミュレーションとして)