2026年10月17日更新。現在の操作・実画像は最初の1件を完成するTCOガイドを参照してください。本記事は入力用語と比較の考え方を説明します。5年・60ヶ月は例で、保有年数1〜10年の入力に合わせて総額÷(保有年数×12)で月額換算を確認します。旧版の内部処理や運用提案を現行の実装保証として使わないでください。
詳細完全版オンラインマニュアル
0. 用語(ここだけ統一)
TCO(Total Cost of Ownership):保有にかかる総費用
RV(Residual Value)/残価:一定年数後の車の価値(TCOから差し引く)
固定費:税・保険・駐車場など走行に依存しにくい費用
変動費:燃料費/電気代・メンテなど走行距離に比例しやすい費用
夜間充電比率:夜間に充電する割合。現在の公開画面では、夜間の電気料金単価を使う比率として試算に反映します。
1. 入力項目の意味と推奨値(全項目)
1-1. 車種(EV/PHV・ガソリン車)
車種を選択後、車両価格・効率などを実見積やメーカーの現行情報と照合します。更新頻度・自動更新の範囲は別途確認してください。
本番運用では「車種マスターの版管理(更新日/根拠/履歴)」を推奨します
推奨運用(社内)
車種IDは固定(表示名を変えても計算が壊れないようにする)
価格・効率・残価の「更新日・根拠URL」を必須にする
1-2. 地域
現在の公開画面では、地域等から補助金候補を取得します。以下の残価・CO2連動は旧版の設計説明であり、現行での適用は確認が必要です:
残価(中古相場近似)
補助金(自治体)
将来的には電力CO2係数(地域電力)にも影響可能
1-3. 年間走行距離(km/年)
TCO差の最大ドライバーになりやすい項目です。
不明な場合は、以下の“実務テンプレ”を使うと会話が進みます:
標準:10,000km/年
多め:15,000km/年
営業車:20,000km/年
1-4. ガソリン価格(円/L)
現在の実績単価を基準に、変動した場合を別ケースで比較します。高騰だけを既定の将来として扱いません。
例:160円/L → 190円/L(高騰)など
1-5. 夜間充電比率(%)
夜間の電気料金単価を使う比率として、電気代の試算に反映します。CO2の前提・係数は結果画面の「計算ロジックを見る」で確認してください。
以下の割合は仮置きの例です。実際の充電時間に合わせて調整してください。
自宅夜間中心:50〜80%
日中職場中心:0〜30%
不明の場合の仮置き例:50%。実際の充電時間を確認し、未確認値であることを記録します。
現在の公開画面には昼・夜の電気代単価と夜間充電比率があります。夜間充電比率と、自宅・外部の充電割合は別の設定です。
1-6. 補助金(円)
国・都道府県・市区町村などの候補を確認し、選択または入力した金額の合計を確認します。候補は初期状態では未選択で、選択した候補のみ試算に反映されます。表示された候補は交付・適用の保証ではありません。
不明でも0円で計算し、補助金が確定したら再試算が鉄板です
「補助金がなくても結論が変わらない」ことを示すと説得力が増します
1-7. 残価(RV)手動設定(任意)
不確かな残価の影響を確認する設定です。
中古相場が読めない/お客様が独自の見立てを持つ場合に使います
“残価を保守的に下げても” EVが優位なら、その結論は強いです
2. 計算ロジック(どう計算しているか)
2-1. TCOの基本式(以下は5年比較の例)
5年TCO = 初期費用合計 + 固定費合計 + 変動費合計 − 残価(5年後)
2-2. 初期費用合計の考え方(例)
車両価格
補助金(差し引き)
充電器関連費
初期の税・諸費用(設定されている場合)
2-3. 固定費合計の考え方(例)
税、保険、駐車場など(年次×5年)
2-4. 変動費合計の考え方(例)
エネルギー費(電気/ガソリン)
メンテナンス費(概算)
2-5. 残価(RV)の決め方
旧版説明:車種×地域×年数×走行距離帯のテーブル参照。現行の採用順序は未確認のため、画面の残価率・出典・保有期間を確認してください。
公開画面にはマスター既定値と手動調整があります。初期値は将来売却額を保証しません。
必要なら:手動上書き可能
※走行距離帯は「最も近い帯」で近似する場合があります(表示で判別)
3. 結果画面の読み方(お客様に説明する順番)
3-1. 月額目安(最初に見せる)
5年比較の場合:5年TCO ÷ 60ヶ月。現在の公開画面の保有年数は1〜10年です。総額と月額の比較期間をそろえてください。
月額換算と期間総額を併記し、支払パターンのPMTや金融機関の正式返済額と区別します。
3-2. 5年総額(次に見せる)
「総額でどっちが得か」を明確にする
3-3. 内訳(最後に見せる)
“なぜ差が出たか” の根拠
差が大きい費目から、入力根拠と含まれる費用を確認します。
3-4. CO2削減(最後に添える)
価格の意思決定を妨げないよう「最後」に置くのがコツ
企業顧客ならESG/KPIの話に繋げる
4. よくある落とし穴(防止策)
走行距離が不明 → テンプレ値で一旦回して、後で修正
補助金が未確定 → 0円で回し、確定後に再試算
残価論争 → 保守的に下げたケースでも結論が揺れないか確認
ガソリン価格議論 → 実績単価を基準に、上昇・下落を含む根拠のある条件を別ケースで比較する
