実際にいただいたお問い合わせを例に、「1カ月の電気利用の流れ」が次のような場合で考えてみます。
昼間の 28.52(円/kWh) x 101(kWh) を蓄電池の放電で賄い、その元は夜間の系統からの充電 16.3(円/kWh) x 119(kWh) なので、蓄電池で得られる節約額はその差額である 940円となるはず。ところが、エネがえるの節約額は 626円となっている、この差額は何か?というお問い合わせでした。
結論から言うと、これは 蓄電池の待機電力の増加によるもの です。
まず、エネがえるにおける節約額の計算方法については次を参照ください。
先ほどのケースに戻って、蓄電池の有無のケース(太陽光のみ vs. 太陽光+蓄電池)を比較すると、実は蓄電池の待機電力分(29.2kWh/月)、総電気使用量が増えています。と同時に太陽光の自家消費は 147.03から157.25(kWh/月)に増えています。(太陽光のみのケースの値はレポート上見えていないので計算しないとわかりません。(太陽光新規の場合))
太陽光の自家消費の増加分が蓄電池の昼間の待機電力に使用されたと考えると、残りは 18.98kWhで、これを夜間料金の単価で計算すると 約 309円となり、先ほどの 940円からそれを減じると 631円となります。一部昼間料金の時間帯に掛かっているものもあるので、その辺はざっくりした計算として考えると、大体同じくらいの節約額になっていると考えられます。