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太陽光パネルや蓄電池の経年劣化率(減衰率)は反映しているか?また目安はどの程度か?

劣化率の算術例と、製品・出力版で確認する設定を分けて説明します。料金上昇率の調整だけで劣化を必ず相殺できるわけではありません。

対応者:樋口 悟

1. 太陽光パネルや蓄電池の経年劣化率は反映しているか?また目安はどの程度か?

📉 エネがえるBizの従来掲載設定

  • 太陽光パネル劣化率:0.5%/年

  • 蓄電池劣化率:3.5%/年
    (Excel内で修正・反映可能)

🔋 エネがえるASP / エネがえるEV・V2Hの従来掲載説明

  • 従来は「劣化率を見込まない」と案内していました。2026年10月11日の算術訂正では、現行の各製品・出力版の実装は再検証していません。上記Bizの初期値・編集範囲を含め、使用する画面・Excel版の設定と反映範囲を確認してください。


2. 住宅用の劣化率を仮定した算術例

🔋 住宅用太陽光発電システムの経年劣化率(メーカー・製品毎に異なる)

  • 以下は毎年前年の発電量から0.5%減少する仮定例で、一般的な劣化率や保証値ではありません。初期を100%とするとn年後の維持率は(1−0.005)^n。日射・温度・運転等が同じと仮定します。

  • 例:住宅用でも、同条件の発電量を初期100%とした比率で比較(設備の銘板容量kWが減る意味ではありません)

    • 1年後:99.50%

    • 10年後:約95.11%

    • 20年後:約90.46%

⚡ 住宅用蓄電システムの経年劣化率(メーカー・製品毎に異なる)

  • 以下は毎年前年の利用可能容量から10%減少する仮定例です。一般的な劣化率や製品保証を示す値ではありません。n年後=初期利用可能容量×(1−0.10)^n。型式・温度・充放電回数・SOC範囲・使用年数・保証条件は別に確認します。

  • 例:初期利用可能容量10kWhの場合(初期時点を0年とする)

    • 1年後:9kWh

    • 10年後:3.49kWh

    • 20年後:1.22kWh


3. 産業用システムの劣化率を仮定した算術例

🔋 産業用太陽光発電システムの経年劣化率

  • 以下は毎年前年の発電量から0.5%減少する仮定例で、一般的な劣化率や保証値ではありません。初期を100%とするとn年後の維持率は(1−0.005)^n。日射・温度・運転等が同じと仮定します。

  • 例:産業用でも同じ仮定なら同じ比率(設備の銘板容量kWが減る意味ではありません)

    • 1年後:99.50%

    • 10年後:約95.11%

    • 20年後:約90.46%

⚡ 産業用蓄電システムの経年劣化率

  • 以下は毎年前年の利用可能容量から10%減少する仮定例です。一般的な劣化率や製品保証を示す値ではありません。n年後=初期利用可能容量×(1−0.10)^n。型式・温度・充放電回数・SOC範囲・使用年数・保証条件は別に確認します。

  • 例:初期利用可能容量100kWhの場合(初期時点を0年とする)

    • 1年後:90kWh

    • 10年後:約34.87kWh

    • 20年後:約12.16kWh


4. ヒントと解決策

💡 劣化率と電気代上昇率はどちらが経済効果に与えるインパクトが大きいか?

  • 影響の大小は案件・評価期間・料金・設備条件で変わります。以下は従来掲載の参考記事です。個別の前提・計算を今回再監査したものではなく、どの案件でも料金上昇の影響が大きいという根拠には使用しません。
    ​
    ​太陽光発電と蓄電池システムの経済効果:シミュレーションと分析(電気代上昇率 vs 経年劣化率のインパクト比較)

  • 電気代上昇率と経年劣化は異なる要因です。上昇率を0〜1%に下げても、劣化による効果減少を必ず相殺・再現できるとは限りません。利用製品・出力版で劣化の反映範囲と初期値を確認し、同じ評価期間で劣化率・料金変動・設備更新等を別々に変える感度分析を行ってください。入力欄がない場合は未反映条件を明記し、結果を保証しないでください。

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