お客様から「V2Hは元が取れますか?」と聞かれたときに使える要点です。エネがえるが、2026年11月の電気料金で、全国9エリア×3つの使い方×EV3車種×月額電気代3水準の243ケースを1時間単位で試算した結果にもとづきます。数値は試算条件つきの目安で、個別の家の結果を保証するものではありません。詳しい試算条件と結果は記事「V2Hは元が取れない?買わない方がいい?全国9エリア243ケースを実試算」をご覧ください。
3つの答え
補助なしでは、243ケースすべてで15年以内に元が取れませんでした。V2Hは約139万円(機器+工事、税込)、電気代の上昇率は年2%で計算しています。
国と東京都の補助を両方使えた場合に限り、東京都内の在宅多めの家(東京電力エリアの料金で計算)では9ケースすべてが15年以内に回収できました(中央値約11年)。国の補助は2026年8月27日到着分で受付終了のため、次の公募があった場合の目安です。「在宅多め」は平日の昼も車がほぼ家にある、V2Hに有利な想定です。
選ばれている大きな理由は停電への備えです。普段からEVに50%程度を残す設定なら、在宅多めの家では72時間の停電でもリーフ・bZ4Xで最低限の電気をまかなえる結果でした。
押さえたい数字
項目 | 共働き(平日昼は車が不在) | 在宅多め | 卒FIT・オール電化 |
V2Hの1年目の節約(中央値) | 約0.4万円 | 約1.3万円 | 約2.8万円 |
15年で元が取れるV2Hの価格(中央値) | 約17万円 | 約56万円 | 約49万円 |
15年で元を取るのに必要な補助(中央値) | 約122万円 | 約83万円 | 約90万円 |
国の補助(約81万円)で回収できたケース | 0/81 | 37/81 | 18/81 |
比較のため:太陽光で充電するだけの充電器(家には放電しない、15万円と仮定)は228/243ケースで15年以内に回収。家庭用蓄電池10kWh(150万円)は0/243でした。
お客様への説明例(断定しない言い方)
「V2Hの損得は、電気代の高さよりも、平日の昼に車が家にあるかどうかで大きく変わります。まず車の使い方を教えてください。」
「補助なしで電気代の節約だけで元を取るのは、全国の試算では難しい結果でした。補助の有無と、停電への備えをどれだけ重視するかで判断するのがおすすめです。」
「EVの電池が大きいほど得、というわけではありません。電気代の節約はサクラとbZ4Xでほぼ同じでした。電池の大きさが効くのは停電のときです。」
「停電に備えるなら、普段からEVに何%残すかの設定が大切です。30%残しと50%残しでは、停電中に電気を使える時間が大きく変わります。」
エネがえるEV・V2Hで同じ条件を試算するポイント
車の使い方を実態に合わせる:平日・休日に車が家にない時間帯と走行距離が、結果を最も大きく左右します。
料金プランと売電単価を正しく入れる:卒FITや非FITの家は、FIT単価欄に買取単価(例:8.5円)を入れて計算できます(非FITの単価の入れ方)。
補助金を入れた場合と入れない場合の両方を出す:補助の有無で結論が逆転しうるため、両方をお客様に見せると納得感が高まります。
V2Hなし・V2Hありを並べる:「何もしない場合」との差で説明すると、過大な期待を防げます。
注意
補助金は年度・自治体で変わります。申し込み前に最新の公募要領を確認してください。
EVからの電気は売電できません。2018年度以前にFIT認定を受けた太陽光では、放電で売電量が押し上げられると低い買取価格(ダブル発電)が適用される場合があるため、運転モードを確認してください。
試算の電気の使い方は合成データです。実際の使用量データがあれば、それで試算し直してください。
V2Hの効率・待機電力・工事費は仮定値を含みます。見積もりの金額で試算し直してください。
EVの電池劣化の扱いは車のメーカーの条件をご確認ください。
お問い合わせ
チャットサポート:24時間365日受付(有人対応は平日9時〜17時)
お電話:070-3669-8761(平日9時〜17時)
メール:info@enegaeru.com(平日9時〜17時)
