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「蓄電池は元が取れる?」と聞かれたら|全国243ケース試算の結果と、エネがえるでの説明ポイント

エネがえるが全国9エリア243ケースで試算した結果(2026年11月の料金)をもとに、お客様に蓄電池の損得を説明するときの要点と、エネがえるASPで同じ条件を試算する設定のポイントをまとめました。

対応者:樋口 悟

エネがえるでは、全国9エリア×3つの設備構成×月額電気代3水準×電気代上昇率3水準の243ケースを、2026年11月改定後の電気料金で試算しました(うち31ケースはエネがえるASPで照合)。お客様から「蓄電池は元が取れるの?」「買わない方がいい?」と聞かれたときの説明にご活用ください。

詳しい試算条件・グラフ・出典は、こちらの記事で公開しています:蓄電池は元が取れる?全国243ケース試算(エネがえる)

結論:3つの答え

  1. 東京都の水準の補助があれば、蓄電池単体でも割に合うケースが多い。東京都の補助(10万円/kWh)を当てはめた関東の27ケース中19ケースが、蓄電池の節約分だけで15年以内に回収できました。DR実証の上乗せ(10万円)を加えると26ケースです。

  2. 補助が薄い地域では、蓄電池単体では元が取れないが、太陽光とのセットなら元は取りやすい。補助なし・15万円/kWh(税込)では、蓄電池単体を15年以内に回収できるケースはありませんでした。太陽光とセットなら162ケース中156ケースが20年以内に回収できます(黒字の主役は太陽光)。

  3. 経済性だけで選ばれているわけではない。回収が難しいと知りながら購入した方の85.6%が「購入して良かった」と回答しています(エネがえる運営事務局調べ、n=104)。理由の上位は、セットでの電気代削減、売電単価低下への対策、停電への備えです。

お客様への説明で押さえたい数字

項目

試算結果

太陽光だけの回収年数

約8〜14年

補助なしで蓄電池単体を15年で回収できる価格

中央値 約6.5万円/kWh(実勢の半分以下)

太陽光も入れずに20年間電気を買い続けた場合の損失

太陽光だけの家より約113万〜158万円多く支払う(月2万円・上昇率2%)

DR/VPPの継続報酬

年1,200円程度(東京電力EPの例)。これだけでは回収できるかどうかは変わらない

停電72時間で電気を使えた時間

冷蔵庫・照明・通信など約5〜6kWh/日に絞れば、太陽光4kW+5kWhで約95%

補助なしの蓄電池の実質負担(停電への「保険料」)

1年あたり約2.7万〜3.9万円(20年使えた場合)

説明のポイント(トーク例)

  • 「蓄電池だけで必ず元が取れます」とは言わない。補助なしでは試算上ほぼ回収できません。言い切ると、後のトラブルや信頼低下につながります。

  • まず太陽光、次に蓄電池の順で話す。「何もしないこと」が一番高くつきます。蓄電池は「太陽光の余りを夜に使う」「停電に備える」価値として説明します。

  • 補助金を必ず確認する。東京都のように補助が手厚い地域では、蓄電池単体でも回収できるケースが多くなります。お住まいの自治体の補助を確認したうえで試算してください。

  • 停電対策は「保険料」として示す。例:「蓄電池の実質負担は年3万円前後です。その代わり、停電時に冷蔵庫・照明・スマホの充電を3日間ほぼ維持できます」。乳幼児や高齢のご家族がいるご家庭には特に響きます。

  • 容量は「何を何日動かしたいか」で決める。停電時に普段どおり使いたい場合は、蓄電池の容量より太陽光の大きさが効きます。

エネがえるASPで同じ条件を試算するときの設定ポイント

  • 蓄電池の運転モード:従量電灯(昼夜で単価が同じプラン)では「自家消費優先」を選んでください。「売電優先」で深夜に充電すると、太陽光だけの場合より電気代が年約3,800〜6,200円増える結果になりました。

  • 売電単価(新設・FIT):ASPの売電単価は「FIT期間中」「FIT終了後」の2段階で入力します。2025年10月以降の新設(1〜4年目24円、5〜10年目8.3円)は、15年試算なら「FIT 24円×4年+FIT終了後 8円×11年」、または加重平均で「FIT 14.6円×10年+FIT終了後 8円×5年」のように入力してください。

  • 既設太陽光への後付け:蓄電池単体の効果の見方はこちらのFAQをご参照ください。

  • 蓄電池の価格:見積もり価格(税込・工事込み)から補助額を差し引いた実質負担で比べると、お客様に伝わりやすくなります。

ご注意

  • 数値は2026年11月改定後の電気料金・燃料費調整(12月分)・再エネ賦課金4.18円/kWh、蓄電池15万円/kWh(税込)などの条件による試算です。個別のお客様の結果は、使い方・設備・地域・補助金により異なります。

  • 試算記事は毎月、燃料費調整・補助金などの最新情報を確認して更新しています。最新の数値は記事をご確認ください。

試算条件の設定方法やお客様への説明についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

  • チャット:24時間365日(AIチャット+有人対応)※有人対応は平日9時〜17時(土日祝除く)

  • TEL:070-3669-8761(平日9時〜17時、土日祝除く)

  • メール:info@enegaeru.com(平日9時〜17時、土日祝除く)

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