発電量ファイル作成(エネがえるBiz)FAQ
「発電量だけ先に“秒で”あたりを付けたい」ときに便利な、365日×24コマ(1時間値)の発電量kWh CSVを出力する機能です。出力したCSVは、そのままエネがえるBizの太陽光入力にインポートして、自家消費/自家消費+蓄電池の試算へつなげられます。
📒 画面イメージ
左メニューの [Bizマスタ管理]→[発電量ファイル作成] から利用します(添付画面のとおり)
📒 出力レポート(CSV)サンプル - 365日1時間毎発電量
こちらをダウンロード:pvpowers (1).csv
📒 できること(この機能が刺さるシーン)
デマンドデータ(需要家の30分/60分負荷)を入手する前に、発電量だけ先に概算して提案の方向性を固めたい
地域・地点(例:札幌)と、容量・方位角・傾斜角・設計係数だけで、まず発電量の妥当レンジを出したい
豪雪地帯などで「1月・2月は発電ゼロ」のように、月別に発電量を“現実寄り”に調整したい
影・汚れ・温度・抑制などのロスを、まずは年/月の調整で簡易に織り込みたい(詳細なロス要因の精査は後でOK)
📒 できないこと(誤解されやすいポイント)
需要(負荷)側の時系列が無いので、この画面単体では「自家消費率」などは出しません
→ ただしCSVをBiz本体にインポートすれば、需要データと組み合わせて自家消費・蓄電池試算ができます各種ロス(影・積雪・汚れ等)を物理モデルで自動推定する機能ではありません
→ 月別/年別調整や、設計係数で「意図した前提」に寄せる使い方が中心です
📒 使い方(最短3ステップ)
1) 日射量観測地点を選ぶ
画面上部の 地域/都道府県/日射量観測地点 を選択します(例:北海道→北海道→札幌)。
2) 太陽光パネル設定を入れる
下部の <太陽光パネル設定> で入力します。
入力項目(列ごとに“面”を追加できるイメージ):
出力値(kW):その面の容量
方位角(度):屋根面の向き
傾斜角(度):屋根勾配
基本設計係数:システム全体の効率・損失をまとめた係数(初期値 0.85)
太陽電池素材/設置形態:条件に応じて選択
※ 複数面がある場合、列(チェック)を使って複数の方位・傾斜を設定できます(例:南面+東西面など)。
3) 必要なら発電量を「年/月」で調整(オプション)
<パネル発電量調整(オプション)> で
年間予想発電量(kWh)(年合計を指定)
各月予想発電量(kWh)(月別に指定。例:1月=0、2月=0 など)
を入力すると、月別・年別の“狙った値”に合わせて調整した発電量CSVを作れます。
(※ 年だけ調整したい/月だけ調整したい、のどちらでもOK)
4) [ファイル作成]を押してCSVをダウンロード
出力されたCSVが「発電量ファイル」です。
📒 出力CSVの仕様
行数:365行(1日=1行)
列数:27列
年, 月, 日(年はサンプルではxxxx)0:00〜23:00(24列)
各セルの値:その時間帯の発電電力量 [kWh](1時間値)
夜間は 0、日中に発電量が入ります
例(列の意味)
14:00列の値:14:00〜15:00 の1時間に発電した電力量(kWh)
📒 Bizシミュレーションでの使い方(インポート)
Bizのシミュレーションで太陽光の入力へ進む
太陽光の発電量入力(CSVインポート)を選び、ここで作成したCSVをアップロード
以後はその発電量時系列を前提に、自家消費/蓄電池込みの試算を一貫して実行できます
🔵 よくある質問(FAQ)
Q1. 「太陽光自家消費シミュレーション」では何が違うの?
A. 既存の自家消費シミュレーションでは、年合計の調整はできても“月別の調整”ができないケースがあります。この「発電量ファイル作成」は、月ごとに発電量を指定して調整できるのが強みです(例:積雪で特定月ゼロ)。
Q2. 年が xxxx のままで大丈夫?
A. サンプル形式では 年=xxxx で出力されています。ヘッダや列構成を変えずにそのままインポートするのが安全です。
(Excel等で加工して列名を変えると、インポート失敗の原因になりがちです)
Q3. ロス(影・汚れ・抑制・積雪)をどう入れるのが良い?
A. “ざっくり試算”なら以下の順が早いです。
積雪・季節要因が強い:月別予想発電量で調整(例:該当月をゼロ or 大幅減)
全体を保守的/楽観的に寄せたい:基本設計係数 or 年間予想発電量で調整
後で精緻化:抑制実績、影解析、O&M状況などを確認して再調整
Q4. インポートできません(原因の切り分け)
A. まずここをチェックしてください。
CSVの列数が27列(年/月/日 + 0:00〜23:00)になっている
列名(
0:00など)を変更していない区切りがカンマ(,)のまま
Excelで「別形式で保存」して文字コードや区切りが変わっていない(まずは作成したCSVを無加工で試す)
🔵 ロジックの根拠(一次情報)
本機能は、エネがえるのシミュレーションと同等の考え方で、JISの推定方法と、NEDOの日射量DBを用いた日射量データに基づく前提で発電量を算出します。 (日本規格協会 JSA GROUP Webdesk)
参考(一次情報URL)
- JIS C 8907(プレビューPDF, JSA Webdesk): https://webdesk.jsa.or.jp/preview/pre_jis_c_08907_000_000_2005_j_ed10_ch.pdf
- NEDO 日射量データベース(METPV-20 / MONSOLA-20 の案内ページ): https://www.nedo.go.jp/seika_hyoka/ZZFF_100041.html
- NEDO 日射量データベースの解説書(PDF:全国835地点、2010〜2018年の時別日射量整備等の記載): https://www.nedo.go.jp/content/100930737.pdf

