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【ASP】カスタムプランの使い方は?独自単価の設定の仕方は?

基本的な使い方、エネがえる料金プランリストに未登録の電力会社・料金プランや、任意の単価設定での試算、市場連動型料金プランの反映の仕方など参照ください。

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対応者:樋口 悟
今日アップデートされました

📒 使い方:左メニュー下部にある「カスタムプラン」をクリックして設定画面で単価をセットしてください。エネがえるで診断する際に、「自分で設定した電力単価」を反映してシミュレーションすることが可能です。

🔴注意:カスタムプラン(独自単価)で試算した場合、エネがえるDBに登録されている電力会社・料金単価との「比較」はできません。 ※燃調費単価がカスタムプランの場合は月別に単価登録できるが、エネがえるDBに登録された料金プランは最新月の単価のみとなるため。

Q1. カスタムプラン機能とは何ですか?

A.カスタムプラン機能は、エネがえるの電力料金データベースに登録されていない電力会社・料金プランでも、ユーザー自身で料金条件を入力・設定し、太陽光や蓄電池の経済効果を試算できる機能です。以下のようなケースで活用いただけます:

  • エネがえるに未登録の新電力の料金プランの単価や特殊な値引きがされた料金プランの反映

  • まだ発表前の電力会社や自社の未発表の新料金プランや見積想定プランの先行試算

  • 市場連動型プラン(例:spot連動・インバランス型)を平均単価で簡易想定

  • 未来の燃料調整費単価や再エネ賦課金単価を仮置きして将来シナリオを試算


Q2. カスタムプラン作成時に必須となる主な入力項目は何ですか?

A.カスタムプランを設定する際には、以下の3つの設定ブロックに分けて入力していきます。

① 基本情報ブロック

項目

補足説明

プラン名・契約種別・容量単位

低圧電灯/低圧電力/高圧など選択。住宅向けなら「低圧電灯」が一般的、低圧事業者の場合は低圧電力等

エリアコード

北海道〜沖縄の10エリアから選択

契約容量上限kW
契約容量下限kW

試算対象の想定容量帯を設定(例:3kW〜10kWなど)
※不明な場合、入力なしでも問題ありません

総割引率(%)

基本料金以外も含めたトータルでの割引率

② 基本料金タイプ(選択形式)

以下から基本料金タイプを選択する(ほとんどのケースせは黄のいずれかのタイプとなります
※それ以外は特殊なケース

項目名

概要

該当する料金プランの例

固定方式(単価1)

基本料金が一律
固定額方式(従量電灯型)

家庭用でよくあるタイプ。東京電力スタンダードS 等

契約容量方式(契約容量×単価1)

契約容量 × 単価
契約容量連動型(動力型)

低圧動力でよくあるタイプ。

ピーク電力容量方式(ピーク電力量×単価1)

ピーク使用電力 × 単価

高圧・特別高圧でよくあるタイプ。過去12ヶ月の最大デマンド値で決まるタイプ

単価2+単価1×(1+ピーク-容量From)

容量超過分に加算
ピーク超過ペナルティ型

特殊なケース。自治体応札仕様 等

単価1×契約容量+単価2

基本料金+管理費等
容量+定額費加算型

特殊なケース。ENEOS/エネット 旧契約型 等

単価2+単価1×(1+契約容量-容量From)

容量に応じて単価加算
逓増加算型(段階型)

特殊なケース。

※選択後は基本料金タイプにしたがって、「単価1(円/kW)」、必要に応じて「単価2(円)」など該当項目を入力する。

③ 従量料金・時間帯単価ブロック

  • 月別・時間帯別・使用量別に単価を設定できます(任意)

    • 使用量別(三段階制など使用量別に単価を設定できます)

    • 月別(季節別や時間帯別の場合の夏季や夏季以外の月別に単価を設定できます)

    • 時間帯別(深夜料金や昼間料金など時間帯別の単価を設定できます)
      ※季時別など夏季のデイタイム、ナイトタイム等も月別と時間帯別を組み合わせて設定可

  • 休日(土日祝)や夜間割引の反映にも対応しています


Q3. 市場連動型(スポット価格連動)の料金プランはどう扱えばよいですか?

A.市場連動型料金プラン(例:東北電力「よりそう+ナイト&ホリデー」やLooopでんきの新プラン)は、時間ごとに電力量単価が変動しますが、現時点ではカスタムプランでは「平均的なkWh単価」での簡易想定を行うのが推奨されます。

設定例:

  • 基本料金:固定方式/契約容量方式など該当する方式を選択

  • 従量単価:実績ベース or 想定平均単価を時間帯ごとに設定

※将来的に自動スポット価格連携APIによる動的試算にも対応予定


Q4. 燃料調整費や再エネ賦課金単価はどこでカスタマイズできますか?

A.カスタムプラン内に以下のチェックボックスがあります:

  • 独自の燃料調整費単価(円/kWh)を使用する → 月別に入力(例:2025年想定)

  • 独自の再エネ賦課金単価(円/kWh)を使用する → 一律入力(例:3.49円/kWh)

これにより、政府発表前の単価での将来収支予測も可能になります。


Q5. プランIDやプラン番号とは何ですか?入力は必要ですか?

A.特に入力しなくてもOKです。

  • プランID:自動採番されるシステム内部IDのため、ユーザーが入力不要です。

  • プラン番号:社内の管理用に任意で自由に入力ください。入れなくてもOKです。


Q6. 入力例が欲しいのですが、どこで確認できますか?

A.画面右上の「既存プランからコピー」(青ボタン)を押すと、エネがえるに登録されている100社3,000プランから既存料金プランをコピーできます。型をコピーしたうえで、各種単価や数値を変更することで、試算に反映しやすくなります。ご活用ください。


Q7. カスタムプランの計算結果は保存・共有できますか?

A.はい。作成したカスタムプランはエネがえる上で保存・再利用が可能です。保存されたプランを使って以下が可能です:

  • 経済効果試算への反映

  • 他スタッフとの共有(社内プランライブラリ化)

  • 顧客別に複数パターン登録(例:A案・B案)


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