2024年10月よりエネがえるBizで出力されるExcelレポートがアップデートしました。
レポートの出力項目(1診断レポートあたり9ページ)
<出力される9ページ>
❶簡易レポート・・・試算結果の全体像・サマリー
❷24時間365日電力使用チャート・・・365日分の時間帯別グラフ・数値をプルダウンで選択可
❸導入効果・・・月毎・年間の導入前・導入後の電力量(kWh)と電気代(円)の推移と効果
❹単価(現行)・・・反映される電力単価(明細)
❺単価(新規)・・・料金プラン変更提案をした場合に反映された電力単価(明細)
❻PL収支(投資対効果)・・・接待した年数(10/15/20/25/30年など)の長期収支表(PL表)
❼前提条件となる容量単価やメンテコスト、劣化率、電気代上昇率等を数値変更可能
❽投資回収期間・・・投資回収期間やROI(%)を数値とグラフで自動表示
❾PL根拠(内部用)・・・計算根拠となる内部用の検算シート
・形式:Excelファイル
レポートの使い方(4ステップで貴社独自のROIレポートが完成)
■ステップ1.必要情報を入力する
・エネがえるBizのWeb画面で必要な項目を入力する。
■ステップ2. ダウンロードする
・診断が完了したら保存ボタンを押す。その後、「ダウンロード」ボタンを押す。
■ステップ3. ROI・投資回収期間を含むExcelレポートが自動出力
・診断レポート(提案書)がExcelでダウンロードされる。その時点で、PL収支や投資回収期間が自動計算・自動出力される。
※この時点では、Excelレポートの「PL収支」のタブの設定シート「黄色のエリア」で、当社が設定した初期値を用いて自動計算
■ステップ4. 自社の販売単価や提案の前提条件をカスタマイズして診断レポートを完成させる
・上記からさらにExcel内で、自社の販売コストや補助金を加味して、Excelレポートに反映する。
・Excelレポートにて・「PL収支」のタブの設定シートの「黄色のエリア」の数値を変更することで、自社の販売金額や前提条件を反映した、PL収支、投資回収期間を自動計算できる。
※完成したExcelレポートを複製コピーして、販売単価(容量単価)やメンテコスト、劣化率、電気代上昇率など各パラメーターを変更して作成すると、3パターン、10パターンと多数パターンでも簡単に作成可能です。
<変更可能な諸元・前提条件>
以下の黄色い箇所が数値を変更可能
レポートのイメージ
■投資回収期間
・自家消費型太陽光または自家消費型太陽光+蓄電池の投資回収期間や投資対効果(ROI)が自動計算されます。
・PL収支の設定シートの前提条件を変更すると投資回収期間が自動で再計算されます。
・自家消費型太陽光発電システムの投資回収期間の目安は7~12年前後が相場となりますが、補助金の有無や設置条件・施工難易度等でも変わります。
・自家消費型太陽光発電システム+蓄電システムの投資回収期間は、現状の国産蓄電システムの容量単価(材工込で10-22万円/kWh前後)だとまだまだ投資回収は難しい状況です。しかしながら、国産メーカーでもメーカー卸価格は7万円前後/kWhになってきており、海外メーカー含めてコストダウンも進んでおります。
・エネがえるBizの投資回収期間自動計算機能を活用してメーカー、商社、EPC、政府・自治体等とともにROI短縮や導入ボトルネック解消に努めていきたく考えています。
■PL収支(投資対効果)
*Excel内の設定シートで諸元・前提条件数値を変更すると長期収支や投資回収期間の出力へ自動反映できます。(貴社の売値を簡単に反映可能)
・シミュレーション期間、太陽光パネル経年劣化率、蓄電池経年劣化率、太陽光発電システム容量単価(円/kW)、蓄電システム容量単価(円/kWh)、メンテナンスコスト(円/kW)などを設定することで貴社の提案内容・販売単価を加味した試算が自動反映されます。
・初期値は経産省提示単価等の目安となる相場の数値を入れています。黄色い箇所を貴社の販売戦略や見積もり金額に応じて自由に変更してシミュレーションしてください。
設定シートで変更可能な項目は以下の通りです:
・以下の□の項目が数値変更可能。貴社の提案毎の販売金額単価や補助金金額等を設定してください。
■発電・設備条件
□電気代上昇率(年率) (%・年)
□太陽光パネル稼働年数 (年)
□太陽電池モジュール劣化率(年率) (%・年)
□蓄電池稼働年数 (年)
□蓄電池劣化率(年率) (%・年)
■設備費用(容量単価・工事費含む)
□太陽光発電設備費用 kW単価(円)
□蓄電池費用 kWh単価(円)
■ランニングコスト
□運転維持費
□保険料(設備費用に対して)
■補助金
□太陽光発電設備 (円)
□蓄電池 (円)
■減価償却費(太陽光発電設備)
□耐用年数 (年)
■減価償却費(蓄電池設備)
□耐用年数 (年)
■簡易レポート(年間予測発電量・自家消費率・余剰電力率・電気代削減率)
・案件単位の全体像を把握できる簡易レポートです。
■1日の電力使用チャート(数値表と365日1時間単位のグラフ)
・365日1時間単位の電気の使い方が、グラフと数値(表)で閲覧できます。
・プルダウンで日付を選ぶと当該の1日の時間帯別グラフと数値が表示されます。
■導入効果サマリー(月次・年合計 導入前と導入後のkWhと電気代と効果)
・12ヶ月毎・年間合計の導入前・導入後および効果額(削減額)のレポートです。
・電力量(kWh)の変化、電気代(円)の変化の両方を確認できます。
・エネがえるBizでは、基本的に非FIT自家消費を想定し、余剰電力量は逆潮流せずに捨てる(計算に含めない)計算をしています。ただし、12ヶ月の余剰電力量(kWh)はこのレポートに出力されているため、FIT単価・FIP単価・または相対の売電単価を乗じていただくことで簡単に売電収入ありの場合の計算も可能です。
・電気代は、「基本料金」、「従量料金(電力量料金)」、「燃調費」、「再エネ賦課金」の4つの項目で内訳が表示されます。
■料金プラン単価(試算の前提条件となる単価)
・試算の前提となる反映単価が表示されます。
・エネがえるBiz側のデータベースから電力会社・料金プランをプルダウンで選択した場合は、大手10電力のHP公開単価(当社が月1回月末に更新した最新単価)が反映されます。
・ただし、高圧・特別高圧の場合は、ほぼ値引き(相対契約)されていたり、エネがえるに登録されていない新電力と契約していたりと、顧客毎や案件毎に反映すべき電力単価は異なるケースが多いです。
・その場合は、エネがえるBiz左メニューから「マスタ管理→カスタム料金」を選択して、ユーザー側で、反映する単価を個別に設定・反映できます。カスタマイズできる単価は「基本料金単価」、「電力量料金単価(従量単価)」、「12ヶ月分の燃調費単価」となります。再エネ賦課金単価は最新単価を自動反映。
■計算シート(PL収支の根拠) *計算用シート
・計算根拠となる内部用シートです。検算用や数式確認用にご確認ください。
・基本的にはお客様には提示しない想定のシートですが、提示いただいても構いません。
■日次データ (365日・1時間毎・項目別の出力データ)
・365日1時間毎のローデータです。
・以下の項目が出力されるため、データを加工することで、月次レポートや任意の期間のレポート、必要なグラフや独自の集計結果の提示などにご活用いただけます。
・出力項目は以下の通り(以下項目が365日・時間毎で出力されます。単位:kWh)
□設備負荷(kWh)・・・(導入前)電力消費量
□系統から(kWh)・・・(導入後)系統からの買電量
□太陽光自家消費量(kWh)・・・(導入後)太陽光発電による自家消費量
□蓄電池から(kWh)・・・(導入後)蓄電池による放電量(=蓄電池放電による自家消費量)
□太陽光蓄電分(kWh)・・・(導入後)太陽光余剰電力からの蓄電池充電量
□太陽光余剰分(kWh)・・・(導入後)余剰電力量
□買電量(kWh)・・・(導入後)系統からの買電量
□蓄電池充電(kWh)・・・(導入後)系統からの蓄電充電量
□過積載充電(kWh)・・・(導入後)過積載ロス分からの蓄電池充電量
□過積載ロス(kWh)・・・(導入後)過積載による損失電力量
□太陽光発電電力(kWh)・・・(導入後)太陽光発電量
■出力レポート(Excel)のサンプル
以下よりサンプルのレポートをダウンロードください。