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電気使用量が不明な場合、月別・時間帯別の使用量はどう推計されますか?(生活スタイル・都道府県別月別係数による電気使用量推計の仕組み)

朝型・昼型・夜型・オール電化型の生活スタイルや都道府県・月別の使用量比率について

対応者:櫻田 泰紀

🔍 電気使用量推計時の生活スタイル・月別比率について

電気使用量の推計方法

エネがえるASP、エネがえるEV・V2Hでは、実際の30分値や1時間値の電力データがない場合でも、
年間または月間の電気使用量を、地域特性(都道府県別・月別)と生活スタイル(時間帯別)に応じて配分し、月別・時間帯別の電気使用量を推計しています。

この推計によって、太陽光発電・蓄電池・EV/V2Hの経済効果を、初期提案の段階でもスピーディーに概算できます。

電気使用量の推計は、主に次の 2種類の係数 を使って行います。

1. 都道府県別・月別電気消費量係数

年間電気使用量を、1月〜12月の各月にどう配分するかを決める係数です。


2. 生活スタイル別・時間帯別消費量係数

月別電気使用量を、0時〜23時の各時間帯にどう配分するかを決める係数です。


つまり、エネがえるでは以下の流れで推計しています。

年間使用量または月間使用量

都道府県別・月別係数で月別に配分

生活スタイル別・時間帯別係数で時間帯別に配分

太陽光・蓄電池・EV/V2Hの効果を試算

どんなときに使う機能ですか?

この係数は、主に以下のようなケースで使います。

  • お客様の30分値・1時間値データがない

  • 検針票はあるが、時間帯別の使用傾向がわからない

  • 初期提案段階で、まずは標準的な前提で概算試算したい

  • 太陽光・蓄電池・EV/V2Hの導入効果を、短時間で比較したい

🕰 生活スタイルの種類(時間帯別の電力消費量比率)
→ 時間帯別の推計根拠に

朝型(朝に電力消費が多い)
昼型(日中に電力消費が多い)
夜型(夜に電力消費が多い)
オール電化型 深夜湧き上げ(電気給湯・深夜電力使用が多い)
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(近日追加予定)✅ オール電化型 昼間湧き上げ(電気給湯・昼間沸かしが多い)

生活スタイル係数の解析

添付Excel上の24時間係数を、説明しやすい時間帯に集約すると以下です。

生活スタイル

深夜0〜5時

朝6〜9時

昼10〜16時

夕方17〜20時

夜21〜23時

特徴

朝型

14.9%

16.3%

24.6%

24.7%

19.5%

朝の立ち上がりと夕方以降に消費が出る標準家庭寄り

昼型

11.6%

17.5%

32.7%

23.1%

15.1%

在宅勤務・昼間在宅・日中家電利用が多い家庭向け

夜型

21.0%

14.0%

10.2%

27.5%

27.3%

日中不在、帰宅後〜夜間消費が大きい家庭向け

オール電化型

40.0%

13.6%

17.8%

17.7%

10.9%

深夜帯の電気給湯・深夜電力利用が多い前提

注意点として、現在のオール電化型テンプレートは、主に深夜帯に電気給湯を行う家庭に近いロードカーブです。太陽光連携型の昼間沸かし、昼間シフト制御、昼間の給湯利用が多い家庭では、実態に合わせてカスタム型で調整することをおすすめします。

📍 都道府県別・月別の使用傾向
→ 都道府県別・月別の電力消費量の推計根拠

使用量は都道府県や季節によって異なります。
エネがえるの推計は 総務省家計統計データ(2020年) を基に都道府県別・月別の電力消費量係数を設定しています。

📊 推計結果と実際の使用量が異なる場合の原因

エネがえるの推計値が実際と異なる場合、 主に以下のモデルとの違いが影響 します。

  • 生活スタイルの違い(選択したパターンが実態と合っていない)

  • 地域ごとの特性(都道府県別の電力消費傾向)

  • 季節変動(夏や冬の消費量が特定の家庭で異なる)

📥 詳細データのダウンロード(推計のもととなる係数は以下からダウンロードして確認できます)
エネがえるの 月別・時間帯別電力消費量推計用の係数データ(Excel) は以下からダウンロードできます。
📂 ダウンロードリンク (​https://enegaeru.box.com/s/8qosc3phrwuwagl49e955lah63n0sulr



🎛 生活スタイルで「カスタム型」を選択すると?
(自家消費率アップ、蓄電池放電量アップ etc)

🔢 より実態に近づけるための方法
12ヶ月分の実際の電気使用量を詳細入力画面で入力する → 季節変動を反映可能
生活スタイルを「カスタム型」を選択して設定する → 朝・昼・夜・深夜の4つの時間帯別に比率を自由に調整する

✅自家消費率をアップさせたい場合は「昼間」の消費量比率を高めて設定する。蓄電池の夜間の放電を増やしたい場合は「夜間」の消費量比率を高めて設定する。

テンプレートには以下の設定が可能です。
時間帯別の電力消費比率(朝・昼・夕方・夜)

自家消費率を高めたい場合、昼間比率を上げてもよいですか?

実態として昼間の電気使用量が多い場合は、昼間比率を高める設定が有効です。

たとえば、以下のような家庭では昼間比率を高める根拠があります。

  • 在宅勤務が多い

  • 日中も空調を使う

  • 昼間に洗濯・乾燥・食洗機などを使う

  • エコキュートを昼間沸かしにしている

  • EVを昼間に充電することが多い

一方で、実態がないのに昼間比率だけを高めると、太陽光の自家消費効果が過大に見える可能性があります。提案時は、お客様の生活実態を確認したうえで設定してください。

蓄電池の効果を確認したい場合、夜間比率を上げてもよいですか?

実態として夕方〜夜間の電気使用量が多い場合は、夜間比率を高める設定が有効です。

たとえば、以下のような家庭では夜間比率を高める根拠があります。

  • 日中は不在で、帰宅後に電気使用が集中する

  • 夕方〜夜間に調理・乾燥・空調をよく使う

  • 夜間にEV充電を行う

  • 夜型の生活スタイルである

ただし、実態がないのに夜間比率だけを高めると、蓄電池の放電効果が過大に見える可能性があります。

【オススメ】カスタム型に入力する%はどう設定したらいい?

以下記事に世帯別・生活パターン別の比率の目安を記載しています。参考にしてご入力ください。
生活スタイル・ロードカーブテンプレート カスタム型の入力パターン(電力消費量比率)は?


📒 販売施工店向け:お客様への説明テンプレート

以下の説明文を、そのまま商談で使えます。


短い説明版

「今回のシミュレーションでは、入力いただいた年間または月間の電気使用量をもとに、地域ごとの月別傾向と、ご家庭の生活スタイルに応じた時間帯別傾向を反映して、太陽光・蓄電池・EV/V2Hの効果を推計しています。」


丁寧な説明版

「電気の使い方は、地域によって冬や夏の使用量の出方が違い、さらにご家庭ごとに昼に多いか夜に多いかが異なります。
エネがえるでは、その違いを反映するために、都道府県別・月別の使用量係数と、生活スタイル別の時間帯係数を使って、月別・時間帯別の電気使用量を推計しています。
もし実際の検針票やスマートメーターのデータがあれば、それを反映してさらに精度を高めることができます。」



よくある質問


Q1. 年間使用量しか分からなくても試算できますか?

はい、可能です。
都道府県別・月別係数と生活スタイル係数を使って、月別・時間帯別の使用量を推計します。


Q2. 生活スタイルは何を選べばよいですか?

お客様の実態に最も近いものを選んでください。

  • 朝に活動が集中 → 朝型

  • 日中在宅が多い → 昼型

  • 帰宅後〜夜に集中 → 夜型

  • 深夜給湯・深夜電力利用が多い → オール電化型

迷う場合は、まずは標準的な生活スタイルで試算し、必要に応じてカスタム型で微調整するのがおすすめです。


Q3. 自家消費率を上げたいときはどうすればよいですか?

実態として昼間消費が多い場合に限り、昼間比率を高めると、より現実に近い試算になります。
在宅勤務・昼間給湯・昼間EV充電などが根拠になります。


Q4. 蓄電池の効果をより正確に見たいときは?

夕方〜夜間の電力使用実態を確認してください。
夜間消費が多い家庭では、夜間比率を適切に反映することで、蓄電池の効果をより現実的に見積もれます。


Q5. オール電化型を選べば、すべてのオール電化住宅に合いますか?

必ずしもそうではありません。
現行テンプレートは、主に深夜沸かし寄りのオール電化家庭に近い前提です。
昼間沸かしや太陽光連携給湯がある場合は、カスタム型の利用をおすすめします。


Q6. 実測データがある場合も係数を使うべきですか?

実測データがある場合は、実測データを優先するのがおすすめです。
係数は、実測データがない場合に標準的な傾向を反映するための推計用データです。


参考・出典


ダウンロード

推計に使用している係数データは、以下のExcelから確認できます。
係数データExcelをダウンロードする
https://enegaeru.box.com/s/8qosc3phrwuwagl49e955lah63n0sulr


💬 ご不明点があれば、お気軽にサポートまでお問い合わせください!


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