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「EVとガソリン車、どっちが安い?」と聞かれたら|車種別TCO 648ケース試算の結果と説明ポイント

軽・コンパクト・SUVの8車種(ガソリン・HV・PHEV・EV)を、走行距離・充電方法・保有年数・9エリアの648ケースで試算した結果(2026年11月の単価)をもとに、お客様に説明するときの要点と、エネがえるEV・V2Hで同じ比較をするときの確認ポイントをまとめました。

対応者:樋口 悟

エネがえるでは、軽自動車・コンパクト・SUVの3クラス8車種(ガソリン車・ハイブリッド車・PHEV・EV)を、年間走行距離4水準×充電方法3通り×保有年数2通り×全国9エリアの648ケースで試算しました(ガソリンは2026年10月26日調査の170.1円/L、電気は2026年11月改定後の単価、税込)。お客様から「EVとガソリン車、結局どっちが安いの?」と聞かれたときの説明にご活用ください。

結論:3つの答え

  1. 自宅で夜間に充電でき、国の補助が間に合えば、軽EVは年約0.7万km以上でガソリン軽より安くなる。サクラとデイズを10年で比べると、自宅で充電する72ケース中54ケースでサクラが安く、差の中央値は約29万円(関東の損益分岐は年約0.7万km)。補助が受けられない場合は18ケースに減り、損益分岐は年約2.0万kmです。

  2. HVは年約0.6万km以上で安くなる(10年)。車格の大きいEVは補助と走行距離の両方が必要。ヤリスHVはガソリン車より価格差が約37万円と小さく、補助なしで年約0.6万km以上なら10年の総額が安くなります。リーフ(ヤリスより1クラス上)は補助ありでも年約1.5万km以上が必要でした(関東)。bZ4XがRAV4 HVより安くなるのは、補助後の価格がHVより安いという価格帯の違いによるもので、車格・駆動方式も異なります。

  3. 公共の急速充電だけに頼るなら、EVは経済的に不利。10年保有では、軽・コンパクトのEVとRAV4 PHEVは急速充電だけのケースですべて(各36ケース)ガソリン車・HVより高くなりました。急速充電の単価は、1拠点で実証中のkWh課金の会員価格99円/kWhを例にしています(60円/kWhでも軽EV・リーフは高い)。

お客様への説明で押さえたい数字

項目

試算結果(関東・税込)

1kmあたりの燃料代・電気代

ガソリン車8.6〜10.0円、HV5.6〜8.9円、EV(自宅の夜間充電)3.6〜4.2円、EV(太陽光で半分充電)2.4〜2.8円、EV(急速充電99円/kWhのみ)13.2〜15.3円

10年で元が取れる年間走行距離(自宅夜間)

サクラ約0.7万km(補助なし約2.0万km)、ヤリスHV約0.6万km、リーフ約1.5万km(補助なし約3.8万km)、RAV4 PHEV約0.5万km(補助なし約3.0万km)

国の補助(2026年中の登録/2027年1月以降)

サクラ58万/45.8万円、リーフ129万/77.4万円、RAV4 PHEV 85万/51万円、bZ4X 130万/78万円。受付は2026年12月上旬〜下旬に終了の見込み

燃料の補助がなくなった場合(212.9円/L)

年1万km・10年の差が、サクラで約13万円→約35万円、ヤリスHVで約17万円→約28万円に拡大。逆に10月29日からの補助拡大(52.4円/L)が店頭価格に反映されると、差はサクラ約8万円、ヤリスHV約14万円に縮む

太陽光の余りで走る価値

年1万kmで、夜間充電だけでもガソリン代より年約5.8万円安く、太陽光で半分充電すれば約7.2万円(太陽光の上乗せ分は年約1.4万円。リーフとヤリス)

説明のポイント(トーク例)

  • 「EVは必ず得」とは言わない。年間走行距離・充電する場所・補助のタイミングで結論が変わります。まず「年に何km走りますか」「自宅で充電できますか」を確認します。

  • 補助は「年内登録」と「受付終了」に注意。例:「国の補助は年内の登録なら58万円ですが、年明けは45.8万円、受付が終わると0円です。納車時期によっては補助なしの数字でも比べておきましょう」。補助を受けた車には処分制限期間(3〜4年)があります。

  • HVとも比べる。走行距離が少ない家では、HVや燃費のよいガソリン車の方が総額で安くなることがあります。

  • 売却額は当てにしすぎない。サクラとデイズの10年の差(約13万円)は、売却額の差(約16.5万円)がなければ逆転する大きさです。

  • 太陽光の効果は正しく分けて伝える。EVの燃料代の安さの大部分は夜間充電でも得られ、太陽光は年約1.4万円の上乗せです(年1万km、充電の半分を太陽光でまかなう場合)。

エネがえるで同じ比較をするときの確認ポイント

  • 年間走行距離:お客様の実績(車検証・給油記録)に合わせて入力してください。

  • 電気料金プラン:夜間が安いプランに変える場合は、昼間の単価が上がる影響も含めて家全体で比べてください。

  • 補助:国の補助は登録時期で額が変わります。自治体の補助(例:東京都のZEV補助)も確認してください。

  • 太陽光・V2H:太陽光の余剰で充電する割合や、V2Hの有無で結果が変わります。エネがえるEV・V2Hでは、太陽光・蓄電池・V2Hとの組み合わせを含めて試算できます。

ご注意

  • 数値は代表車種(日産 デイズ/サクラ、トヨタ ヤリス(ガソリン・HV)、日産 リーフ、トヨタ RAV4(HV・PHEV)/bZ4X)による試算で、車の優劣を示すものではありません。リーフとヤリス、bZ4XとRAV4は車格・駆動方式・装備が異なります。

  • 実走係数(0.85)、整備費、残価率(10年15%)、充電工事費(10万円)、重量税の概算などは仮定です。任意保険の差は含めていません。

  • 試算記事は燃料価格・補助の受付状況・電気料金の変化に合わせて見直します。最新の数値は記事をご確認ください。

試算の設定方法やお客様への説明についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

  • チャット:24時間365日(AIチャット+有人対応)※有人対応は平日9時〜17時(土日祝除く)

  • TEL:070-3669-8761(平日9時〜17時、土日祝除く)

  • メール:info@enegaeru.com(平日9時〜17時、土日祝除く)

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