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「卒FIT後は蓄電池?」と聞かれたら|全国243ケース試算の結果と、エネがえるでの説明ポイント

卒FITを迎えたオール電化のお客様に、売電継続・エコキュートの昼間沸き上げ・蓄電池後付けをどう説明するか。全国243ケースの試算結果(2026年11月の料金)と、エネがえるで試算するときのポイントをまとめました。

対応者:樋口 悟

エネがえるでは、卒FITを迎えたオール電化の家を想定し、全国9エリア×既設太陽光3水準(3・4・6kW)×月額電気代3水準×電気代上昇率3水準の243ケースについて、「売電を続ける」「エコキュートの昼間沸き上げ」「蓄電池10kWhの後付け」「両方」を2026年11月改定後の電気料金で試算しました。卒FITのお客様への説明にご活用ください。

結論:3つの答え

  1. まずは昼間沸き上げ。対応機種なら設定変更だけで年約2.9万円(中央値、毎日昼に沸かす設定)浮き、曇りの日は夜に沸かす天気連動なら最大で中央値3.2万円(年0.7万〜4.7万円、翌日の発電を完全に予測できた場合の上限)。150万円の蓄電池(中央値2.9万円)と同じくらいです。

  2. 蓄電池の後付けは、補助なしでは243ケースすべてで15年以内に回収できない。東京都の水準(10万円/kWh)の補助なら関東27ケース中17ケースで回収できますが、昼間沸き上げを先にすると4ケースに減ります。

  3. 蓄電池は「停電と自給の安心」で選ばれている。冷蔵庫・照明・通信などに絞れば、既設4kW+5kWhでも72時間停電のうち約86%の時間で電気を使えました(関東)。

お客様への説明で押さえたい数字

項目

試算結果

卒FIT後の売電単価/エコキュートが夜に買う電気

7〜9円/kWh/約22〜30円/kWh

昼間沸き上げの1年目の節約

毎日昼に沸かす固定設定で中央値2.9万円(−0.2万〜4.6万円)、天気連動(上限)で中央値3.2万円(0.7万〜4.7万円)。九州は天気連動で中央値1.9万円と小さめ

昼間沸き上げの15年の節約

約11万〜92万円(中央値54万円)。交換時の差額が自宅のケースの15年節約額より小さければ元が取れる計算(差額30万円なら243ケース中215ケース)

蓄電池10kWh(150万円)を15年で回収できる価格

中央値5.1万円/kWh。昼間沸き上げの後に足すなら2.4万円/kWh

昼間沸き上げの後の蓄電池の上乗せ

中央値で年1.6万円(蓄電池だけの場合の約半分)

何もしない場合の損失

関東・既設4kW・月2万円で、昼間沸き上げ(天気連動・上限)の家より15年で約56万円、固定設定の家より約52万円多く支払う

説明のポイント(トーク例)

  • 「卒FITになったら蓄電池」と決めつけない。まず「昼の電気を7〜9円で売り、夜に22〜30円で買っています」と今の損失を見せます。

  • 安い順に選択肢を並べる。昼間沸き上げ(設定変更・交換)→ 蓄電池 → 両方の順に、節約額と初期費用を同じ表で示します。

  • 蓄電池は「上乗せ分」で説明する。昼間沸き上げをした後に蓄電池がいくら増やすかを示し、残りは停電・自給の価値としてお客様に判断していただきます。例:「蓄電池の実質負担は年6万〜8万円ほどです。その代わり、停電時に冷蔵庫・照明・スマホの充電を3日間ほぼ維持できます」

  • 曇りの日の扱いを確認する。毎日決まって昼に沸かすと、夜間単価が安い九州などでは損になるケースもあります。曇りの日は夜に沸かす設定があるか確認してください(天気連動の効果は九州で約5割(約46%)増)。

  • 補助金と料金プランを確認する。自治体の蓄電池補助、給湯省エネ2026事業(エコキュート1台7万〜10万円、電気温水器からの交換は+2万円、申請は遅くとも2026年12月31日まで。予算の消化状況は2026年10月31日午前0時時点で約55%(概算値、給湯省エネ2026事業))、今の料金プランの条件を試算に入れます。

エネがえるで試算するときのポイント

  • 卒FIT後の売電単価:ASPでは売電単価を「FIT期間中」「FIT終了後」の2段階で入力します。卒FIT後の試算では、両方の区分に卒FIT後の買取単価(例:8.5円)を入力してください。

  • 既設太陽光への蓄電池後付け:蓄電池単体の効果の見方はこちらのFAQをご参照ください。

  • 蓄電池の運転モード:時間帯別プランでは、夜の安い電気での充電を含めた設定ができます。従量電灯(昼夜で単価が同じプラン)では「自家消費優先」を選んでください。

  • 昼間沸き上げとの比較:昼間沸き上げの効果は、エコキュートの沸き上げ時間帯や料金プランの条件で変わります。試算条件の設定方法はサポートにご相談ください。

ご注意

  • 数値は2026年11月改定後の電気料金・燃料費調整(12月分)・再エネ賦課金4.18円/kWh、蓄電池15万円/kWh(税込)などの条件による試算です。昼間沸き上げの効率向上・ヒートポンプ出力は仮定値を含み、天気連動の値は翌日の発電を完全に予測できた場合の上限です。個別のお客様の結果は、使い方・設備・地域・補助金により異なります。

  • 試算記事は毎月、燃料費調整・補助金などの最新情報を確認して更新しています。

試算条件の設定方法やお客様への説明についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

  • チャット:24時間365日(AIチャット+有人対応)※有人対応は平日9時〜17時(土日祝除く)

  • TEL:070-3669-8761(平日9時〜17時、土日祝除く)

  • メール:info@enegaeru.com(平日9時〜17時、土日祝除く)

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