結論
産業用蓄電池に共通の最適設定値はありません。ピーク対策と太陽光自家消費では必要な運転が異なるため、需要の時間系列、実効容量、充放電出力、効率、残量制約、運転時間を確認し、目的別に診断してください。
対象製品/版:エネがえるBiz Web版(2026年8月31日時点)
最終確認:2026年8月31日
次回見直し期限:2027年2月28日(仕様・制度変更時は前倒し)
利用上の注意:入力値は経済効果シミュレーションの条件であり、実機の制御指令ではありません。複数機器の定格容量・出力は、接続構成と制御上同時利用できることを確認せず単純加算しないでください。
設定前にそろえる情報
30分値または60分値の需要データ、契約電力、現行料金プラン
蓄電池の実効容量、充電出力、放電出力、充放電効率、最低・最高残量
系統充電の可否、運転可能時間、PCS・EMS・受電設備の制約
太陽光発電量、出力制御、逆潮流・系統連系条件
設備費、補助金、保守費、劣化、更新時期
目的別の考え方
ピーク対策:対象時間まで残量を確保し、需要ピークに必要な放電出力を割り当てます。削減可能量は需要形状と放電出力・残量の両方に制約されます。
自家消費:日中の太陽光余剰を受け入れる空き容量を確保し、買電が発生する時間へ放電します。
両立:ピーク対策に必要な残量を先に確保した条件と、自家消費を優先した条件を分けて比較します。
検証の順序
蓄電池なしの現状計算を実績と照合します。
目的を一つに絞った条件で診断します。
同じ需要・料金・太陽光条件で設定だけを変えます。
時間系列で買電、発電、充電、放電、残量、最大需要を確認します。
代表月だけでなく年間結果と感度を確認し、メーカー・施工会社の制御条件と照合します。
