例えば、次のようなケースを考えます。

7, 8月の昼間の使用量が突出して高く、それ以外は大きなピークもなく、低い使用量で安定しているような状態です。

電気の基本料金を抑えるために、PV導入後のピーク(117.9kW) を 90kWに抑えるように蓄電池シミュレーションを行うと、電気料金削減率は 24 →31.5 %にアップするものの、7, 8月以外の月はピークシフトの必要がないため、蓄電池が活用されていません。

そこで、自家消費率を上げるために放電時間を設定して、太陽光余剰と単価の安い夜間電力を活用するようにシミュレーションすると、自家消費率は 31.9 → 41.1% にアップしますが、今度は買電量のピーク値が目標ピーク値を超えてしまっています。

目標ピーク値超過の日のチャートを見ると 5時から放電を開始して、15時で残量が 0になっているため、それ以降の超過分を放電で補えていないということがわかります(このケースの場合)。

そこで、放電時間帯を日没後のみに絞ると買電量のピーク値が 目標ピーク値で抑えられ、自家消費率も 31.9 → 40.4%(放電時間を絞る前よりは若干減っています)、電気料金削減率は 24 → 39.5%にアップしています。

ケースによって状況は異なりますので、必ずしも同様の結果が得られるとは限りませんが、いろいろな形でのシミュレーションを繰り返すことで、目的に応じたより高い効果を導いていただければと思います。

(追記)

蓄電池の時間設定を月毎に個別にするとさらに効果が高まる可能性がありますが、現時点では対応していませんので、もしそのようにしたい場合は、複数のシミュレーションの Excel出力データを合成して作成いただく必要があります(その場合、ピーク値によって基本料金が変わってきますので、その部分はご自身で変更していただく必要があります)。

(ご参考)複数のシミュレーション結果の合成例

http://faq.enegaeru.com/ja/articles/6290450

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