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【エネがえるBiz】余剰電力量に任意の売電単価を掛けて売電収入を加味・反映するには?

従エネがえるBiz診断レポート(Excel)のキャッシュフローのタブ内で売電単価・売電期間を入力すると売電収入が加味できます。必ず、単価と期間の2項目を入力ください。初期設定では売電単価0円・期間0年となっており売電は反映されない設定となっています。

対応者:樋口 悟
1か月以上前に更新

Q1. エネがえるBizで売電収入をシミュレーションに入れるには?

A. キャッシュフローシートの以下を入力すると売電収入を加味したキャッシュフロー、投資回収期間が自動作成されます。

  • 余剰売電単価(円)キャッシュフロー!E10

  • 余剰売電適用期間(年)キャッシュフロー!E11
    どちらかが 0 の場合は売電収入は無効になり、従来通り「電気代削減のみ」の試算になります。

  • 売電収入を反映したい場合は、必ず、余剰売電単価(円)と余剰売電適用期間(年)を両方入力してください。(例:余剰売電単価11円/kWh、余剰売電適用期間10年 など)

Q2. 売電収入はどこに反映されますか?

A. キャッシュフローシートに 「①-2 収入:売電収入(円)」が追加され、年次のキャッシュフローに計上されます。また、①収入計の表示が条件によって「電気代削減」→「電気代削減+売電」に切り替わります(売電入力がある場合)

Q3. 売電対象の電力量(kWh)はどこで決まりますか?

A. 計算根拠(内部用)シートで、初年度の余剰電力量(参照元:導入効果の余剰電力量)を起点に、年次で劣化を見込みつつ算出しています。
売電収入は「余剰売電単価 × 売電対象の余剰電力量」で計算されます。

Q4. 「余剰売電適用期間(年)」はどう効きますか?

A. 売電対象の余剰電力量は、

  • 太陽光パネル稼働年数キャッシュフロー!E13

  • 余剰売電適用期間キャッシュフロー!E11
    短い方の期間まで計上され、それ以降は0になります。

Q5. 売電単価(円/kWh)と期間は何を入れればいい?

A. お客様の状況により異なります。代表例は以下です。(おおよそ高圧の場合10-11円/kWh前後が目安

  • FIT期間中:国の調達価格(年度・区分)を参照

  • 卒FIT後:各電力会社・買取サービスの提示単価(プランにより変動)

  • 非FITで任意の小売電気事業者と売電契約をして、10-11円/kWh前後で売電収入を得る

制度の公式情報(FIT/FIPの調達価格・過去単価)は資源エネルギー庁のページを参照してください。
制度設計の資料(2025年度以降・2026年度に触れている公的資料)も参考になります。

※売電先が“相対での民間買取単価”は事業者・キャンペーンで動くため、提案時点の条件確認が必要です。

目安(おすすめ初期値)

1) FIT/FIP(制度)を想定する場合(説明しやすい)

FIT/FIPなど制度に基づく売電を想定する場合、適用期間は20年が基本の考え方です。単価は年度・区分で異なりますが、目安として以下をプリセットとして推奨します。

  • 地上設置(10kW以上50kW未満)10円/kWh × 20年

  • 地上設置(50kW以上・入札対象外)8.9円/kWh × 20年

  • 屋根設置(10kW以上:初期投資支援スキーム)19円/kWh(〜5年)+ 8.3円/kWh(6〜20年) ※単価は加重平均単価:10.975円/kWh(≒ 11.0円/kWh)として入力

出典(経産省:調達価格等の公表):
https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250321006/20250321006.html


2) 非FIT(相対・市場連動/JEPX参照)を想定する場合(レンジが大きい)

非FITの余剰売電は、相対契約や市場連動(例:JEPX参照)などで条件が大きく変わるため、長期固定の前提は弱くなります。初期値としては、次を推奨します。

  • 余剰売電単価(目安)8〜12円/kWh(まずは 10円/kWh を推奨)

  • 余剰売電適用期間(目安)1〜3年(まずは 2年 を推奨)

参考(JEPX:スポット市場データ):
https://www.jepx.jp/electricpower/market-data/spot/ave_month.html


「10年」「20年」を入力しても問題ない?

入力自体は可能です。
ただし、非FIT想定で10年/20年を固定単価で置く場合は、実務上は「感度分析(仮置き)」として扱うのが安全です(契約更新・市場変動の影響を受けやすいため)。
迷った場合は、非FITは「2年」、FIT/FIPは「20年」を推奨します。

よくある注意点

  • 自家消費率(または余剰率)の前提により、売電収入は大きく変わります。

  • 非FITの場合は、将来単価の不確実性が大きいため、8円/10円/12円など複数シナリオで比較することを推奨します。

Q6. 売電収入を入れない(従来通り)運用はできますか?

A. はい。余剰売電単価(E10)余剰売電適用期間(E11)0のままにしてください。売電収入は計算されません。

Q7. どのシートの数字が変わりますか?

A. 主に以下です。

  • キャッシュフロー:①-2売電収入、①収入計、累積CF、利益系

  • 投資回収期間:キャッシュフロー参照結果が変わるため、回収指標が変化する可能性
    (その他シートは基本ロジック変更なし。表示はキャッシュフロー由来の参照がある場合のみ変動)

Q8. 注意点はありますか?

A.主に以下です。

  • 売電単価は「税抜/税込」「地域」「契約種別」「時間帯連動」などで変動し得ます。入力単価は前提として提案資料に明記してください。

  • 卒FITは事業者ごとに単価が異なるため、最新条件の確認が必要です。


付録:今回の変更の“狙い”を一言で

  • 売電収入を“入れたい人だけ”入れられる(E10/E11が0なら完全に従来互換)

  • 売電期間の打ち切り(E11)を式側で担保

  • 入力欠損で壊れやすかった箇所に IFERROR / 0割回避を入れて現場運用耐性UP


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